公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

河津ザクラ  見てきました

3月23日(金)
 
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 入り口
 
 松田の河津桜を見に行く。もっと早く見に行こうとしていたが、なかなか機会が取れず、今日になってしまった。今年は機会を逃してしまったのではと、半ばあきらめた気持ちでインターネトを開いて見た。すると、今日は満開で、間に合いそうだということが分かった。急いでいくことにした。お昼ごろには着けそうだ。
 外へ出ると、日が出ているが風があり、少し寒かった。でも、厚着をするほどでもない。歩いているうちに寒さも消えてしまう。この機会を逃したら、今年は河津桜を見る機会を本当に逸してしまう。あせった気持ちで電車に乗り込んだ。
 電車の中は温室のようで、日がよく当たりぽかぽかしていた。何もしないと居眠りが出てきてしまう。そこで、本を読み始めた。「日本一のサクラ」という本の中の「さくら守」というところを読んだ。サクラの美しさを見せるために一生をささげている人がいるということが書いてある。これから観賞に行く松田の河津桜についても、毎年観光客を迎えるために尽力を尽くしている人がいることだろう。その人たちの気持ちを思いながら観賞したいと思う
 新松田の駅に降りると、サクラ祭りへ行く人がたくさんいた。歩く列が出来ている。町の人も私たちを気持ちよく迎えてくれている。
 バス停へ向かう道に出ると、正面に富士山が見える。今日の富士山も雪の帽子をかぶり、大変きれいに見える。空気が澄んでいて、輪郭がよく見える。
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富士山
 
 サクラ祭りの上り口は人で一杯だった。降りてくる人、上って行く人が体を横に交わしながら動いていく。道が細いうえに、多くの人がサクラをゆっくり見ながらカメラに収めている。急ぎ足で進む人はいない。サクラの下にアブラナが植えられている。ピンク、黄色、緑の三色のコントラストが美しく映る。サクラは根元近くを踏みつけられると根の生育が妨げられる。そのために、人が近づかないように「アブラナやハナナ」などが植えられるということが「日本一のサクラ」の中に書かれていた。ここでは柵がしてあり、中には入れないが、柵が無くてもアブラナがこんなにきれいに咲いていれば、サクラの樹元まで行く人はまずいない。それにしても色のバランスがよく、うすいピンクのサクラが引きだっている。
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サクラとアブラナ
 
 アブラナの黄色い花びらをみると、確かに4枚確認できる。サクラの花びらの5枚、そして花びらの先がくぼんでいることも分かる。サクラは一つの蕾の中に3つぐらいの花の蕾が入っており、最初の蕾が開くと、中から3つぐらいの蕾がでてくるという。従って、1箇所に数個の花が付いていることになる。確かにそのようになっていることが分かる。
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            アブラナ                         河津ザクラ
 
                                                             続く
 
   記  平成24年3月21日(水)