東神奈川公園の樹木
1月19日(木)
北側に、公園のメイン樹木と思われるスズカケノキが並んでいる。しかし、激しく選定され、剪定先から何本もの小枝が密に出ている姿は無残に映る。葉がついていない時季だから余計に感じる。春になるとこの小枝にたくさんの葉を付けるだろう。これだけの大きなからだを支えて生きるのだから、たくさんの葉をつけ、たくさんの栄養をつくらなければならない。小枝がたくさん出ているこの姿は、それに適応していると思える。生命力の強さと知恵に感心する。
西側に大きなケヤキの木がある。ケヤキは樹形がきれいで見栄えがする。ケヤキは成長が速いせいかすぐに大木になるようだ。大木になると伐採される。ここにも2本の大きな切り株がある。今見られるケヤキも何年か先には伐採される運命にあるのだろうか。自然のまま生かせてやりたいものだ。
コブシとカクレミノ
ケヤキの間にコブシとカクレミノの樹がある。
コブシの樹は一見何の樹か分からなかった。樹の肌は灰色っぽく、ややごつごつしている。枝の先の方を見ると、膨らんだものがついていた。「コブシかな」と思えてきた。拡大してみるとこれが綿毛に包まれた冬芽とわかる。やはりコブシになりそうだ。
カクレミノの樹を見たとき、一瞬「トウカエデ」の葉に似ていると思った。トウカエデは落葉するからこの樹はトウカエデではない。樹皮は灰色で、小さなぼつぼつをところどころに見ることができる。調べると「カクレミノ」の名前が出てきた。カクレミノの葉はもっと大きくはなかったかと考えた。
コブシ コブシの幹
カクレミノ
カクレミノの葉 カクレミノの幹
サンゴジュ
サンゴジュ
この樹はよく見かけるが名前に確信が持てない。これは「タブノキ」なのだろうか。葉の形、樹木などを見るとタブノキへ到達する。しかし、他の公園で見たタブノキはもっときれいだった。もしかしたら別物かもしれない。前からこの樹は課題にしている。
後日別の公園で樹木を見ていたとき、これと同じ樹木に出会った。偶然名札が掛かっており「サンゴジュ」と書かれていた。図鑑等で見直して確認することが出来た。
サンゴジュの葉 サンゴジュの幹
南東の隅に低木の樹木がある。一見葉がシャリンバイ似ている。しかし、樹形は全く違っている。幹もシャリンバイよりずっとふとく褐色をしており違うといえる。調べると「トベラ」らしいことが分かってきた。昔トベラはいろいろな公園で見ることができたが、最近は見かけなくなった。
平成24年1月19日(木)