公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

反町公園の樹木 6

1月15日(日) 
 
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 この樹木はいろいろなところに植えられている。この公園にも2箇所で植えられている。この樹を見たとき、普段は目立たないので、余り気にとめなかった。夕方、ある公園で草花を見ていたとき、独特なにおいを感じた。そのとき、ずっと下を見ていたので、この樹木の存在に関心がなかった。でも強いにおいだと思い、においの発生原を探した。そしたら、頭上のこの木の花から匂いが出ていた。「キンモクセイ」の存在にやっと気づいたことを覚えている。
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              葉                              幹
 
 サクラの大木を見ると皆ごついと感じる。肌は黒っぽく、ごつごつが多い。これだけから判断すると樹木としての評価は高くはない。しかし、花が咲くと見事である。日本の各地の公園等に植えられているサクラはいずれも「ソメイヨシノ」だという。ある人はサクラが危機に瀕死しているという本を書いている。それは「たった1本の親木からつくられたクローン」だからという。クローンは遺伝子が皆同じで一気に病気に掛かったりして絶滅しやすい。また、ソメイヨシノの寿命が約60年と推定されているという。いまのソメイヨシノはすべてがその齢に来ているらしい。本当なのだろうか。そういわれて22本も1列に植樹されている姿を見ると、形が皆似ていて個性がない。このことを知ってから、「公園に植樹されている樹木はほとんどがクローンではないだろうか」と危惧している。
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サクラ
 
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 この樹木はどこの公園へ行っても見ることができる。植物生態学の研究によると、自然の成り行きに任せておけば、横浜辺りはスダジイなどの森林で覆われるようになるという。したがって公園の樹木としては最適なのかもしれない。葉を見ると表面はつやがあり、裏面は褐色を帯びている。よく見ると、葉にも大きいものと小さいものとがある。あまり大きいものを見たときは、スダジイとは思えないで考えたときもある。スダジイの果実は全体が殻斗に包まれている。これに似たもので「コジイ」というものがあるという。勉強中の身で、まだ確認できていません。
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              葉                              幹
 
 記  平成24年1月15日(日)