公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コブシの赤い実がこぼれる

108日(土)
 
 京急の土手沿いを歩いていたとき、つる性の大きな葉をしたものに気がつきました。ブドウの葉によく似ています。しかし、花の形からするとブドウの仲間でないことが分かります。では、何だろうか?。エビズル、カラスウリの名前が浮かびました。葉の色、毛深さから考えて、エビズルではないようです。カラスウリとも大分違います。カボチャやウリの仲間のような気がします。その時、アレチウリの名前が浮かびました。アレチウリは以前、河川敷で大繁殖をしているのを見たことがあります。そのときの印象では、葉が相当大きく映りました。この葉は、印象の中のものと比べると、大分小さい気がします。念のために、図鑑で調べました。やはり、アレチウリでよいということが分かりました。
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アレチウリ
 
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アレチウリの花
 
 すぐ隣に、白い小さな花が目に入りました。イタドリです。ずっと以前から咲いているのですが、いままでは花の数が多く、小さいので、よく見ていませんでした。しかし、今日のイタドリは何か優しく話しかけているようでした。
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イタドリ
 
 仲木戸駅近くにあるコブシを見ると、緑色だった果実が赤みを帯び、割れはじめていました。そして、中から赤く熟した果実がいまにも飛び出そうとしています。
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          コブシの果実                          コブシ果実
 
 もう1本のコブシの木の先には、暖かそうな毛で包まれた冬芽がついていました。これが大きくなり来年の春には白色の大きな花を咲かせてくれることでしょう。植物の時機を見る冷静な生き方を感じます。
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コブシの冬芽
 
 ホームの下にはキクイモが大繁殖しています。毎年沢山の花を咲かせますが、今年もその時が近づいたようです。黄色い花の数が大分増えてきました。
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キクイモ
 
 セイバンモロコシの群落の隣に、ススキの穂が沢山見えてきました。真っ盛りといえます。ススキのなびく姿は秋の深まりを教えてくれます。
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ススキ
 
 最後に、神奈川通り公園により、草花を観察しました。いま、課題にしているロゼットを見ました。ウラジロチチコグサ、チチコグサモドキの違いを見ました。表面が緑色で艶があるのがウラジロチチコグサで、灰色っぽいのがチチコグサといいえます。
 
 
   記 平成23年108日(土)