公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

五井から里見

加茂中学校同窓会

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午後1時26分五井駅に着いた。
待ち合わせの時間までに少し時間があったので、近くのコンビニ入り軽食をとった。
40秒で出来るというコーヒーを注文したが、出来上がるまでに大分時間がかかった。
15分前になったので、コーヒーのカップを持ったまま外に出た。
 
H子さんが見えているだろうと探すと
「先生」と声をかけてきた。
先行かれてはと心配したが、顔を見てひと安心した。
 
2時にはJ子さんが車で来てくれることになっている。
H子さんが「Jちゃんの車は赤い」と言った。
以前は大型のジープだったので、車を交換したのかと思った。
しばらくすると赤い車が駅に向かってきた。
車にはJ子さんが乗っていた。
 
三人が揃い出発の準備が出来た。
三人の乗った車は駅前の通りを東へ向かった。
スピードを上げ車は広い直線道路を東へと進んだ。
町中は直ぐに通り過ぎ、田園風景が広がってきた。
 
馬立駅を越えると小湊鉄道が道路と平行するようになってきた。
田園風景の中を車と鉄道が並行して走っている光景を想像すると、
ロマンチィクな気分になれる。
道号 線を右折して旧道に入ろうとしたとき、
田圃が埋め立てられていることに気付いた。
ここの田圃には一つの思い出がある。
 
スキーの下見に出かけたときのことだ。
小湊線の踏切を渡り、左折しようとしたときだった。
 
後部座席にいた私は、道路の端に一本の杭を見つけ、これが気になった。
もしかしたら、
「車が引っかかるかもしれない」
予感がした。
 
何と直ぐにこの予感が的中した。
車は杭に引っかかり横転し、田圃に落ちてしまった。
ここの田圃にはこんな思い出がある。

車は右折し、加茂へ通じる道に入った。
平坦な道が続いていたと思ったが、けっこう起伏があった。
新しい脇道が何本か整備されていた。
「この道以前からあったのかな」
そんな疑問が出てきた。
鶴舞駅が左側に見えてきた。
今までにも何回か鶴舞駅の横を通ったが、思い出が残っていない。
前を見ることに夢中になっていたせいかもしれない。
 
車はさらに坂を上った。
視界が開け高滝湖が見えてきた。
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道路はよく整備されている。
左折して加茂神社へ向かった。
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薄暗かった加茂神社は、明るくきれいに整備され、社殿も新しくされ、
高滝湖の畔に落ち着いたたたずまいをしていた。
社殿の庭から見る高滝湖は、広々と左右にのびている。
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 橋を渡り小谷田に出た。
高滝湖を右に見て湖畔の道路を進み、里見駅に向かった。
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里見駅は本当に久しぶりだ。
昔はここを起点に千葉まで研修に出かけた。
今でも無人駅である。
ホームは二つある。
しかし離れたところにあるホームは使われていないようだ。
線路のさび付いた様子からそのことが分かる。
車が多くなったせいか、鉄道の本数も少なくなったのかも知れない。
駅舎側のホームには、加茂中の生徒によって整備されたプランターに、
パンジーが植えられていた。
また、駅舎の内側の壁面には、地元の小中学生が描いた作品が数多く展示されていた。
その中でも、スポーツシューズの作品は、立体感がありよく描けていた。
加茂地区の子供は、日頃きれいな風景に接しているせいか、
絵には立体感が表現されている。
このことは昔から感じていた。
駅の入り口には、自動販売機が設置されており、都会化の一面が現れていた。
里見駅から少し離れたところに加茂中学校がある。
車は加茂中学校の正面に着いた。 
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 建物が昔のままなので、懐かしさはひとしおである。
正門は閉まっていたが、施錠されておらず、中に入れる状況にあった。
三人は久しぶりに入ってみた。
砂利が引かれ何もなく、駄々広い前庭だったのが、きれいに整備されていた。
校舎は造られてから四〇年以上たち、老朽化が進んでいた。
ベランダには何本もの支柱が組まれ、上部を重そうに支えていた。
四〇年前ここで生活していた思い出が蘇ってきた。
若いということで多くの先輩から可愛がられ、
若さの痛手で軌道を踏み外してしまったこと、
グランドや体育館で生徒と汗を流したこと等が思い出される。
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グランドから道路側の崖を見ると樹木が鬱そうと茂っている。
加茂中学校が出来るとき、山を切り開いてこの道路を造ったという。
当時は地層がよく見え、観察場所としていい場所だった。
この風景が四〇年の年輪を教えてくれている。