尾道「大山寺と御袖天満宮(クスノキ、カエデとさすり牛)」
12月16日(日)
大山寺の案内
2本のクスノキの間に隠れるように社務所のような建物があり、反対側には本殿があった。この辺りは薄暗く、何があるのかよく分からなかった。右側に、綺麗に紅葉したカエデが見えたので、近づき、撮影した。撮影した写真を見ると、カエデの樹の下に意図としていなかった牛の像が写っていた。これは一体何を意味しているのかと思い、調べることになった。
資料1を見ると、「天神さんのお使いの石の臥牛「さすり牛」」と書かれていた。臥牛「さすり牛」の名前は分かったが、何のためにこの像があるのかはまだ分からなかった。資料2を見ると、「さすり牛」は御袖天満宮の中にあり、「さわると願い事が叶うと言われる」との説明があった。
カエデと臥牛「さすり牛」
大山寺へ入ったと思ったのが、「御袖天満宮」の名前が出て来て、「大山寺」と「御袖天満宮」がどんな関係にあるのか混乱してきた。資料3を見ると、「境内が隣接する御袖天満宮は、明治時代までは同じ境内に祀られていましたが、神仏分離により別々の寺社となりました」とあり、謎が解けた。隣接といっても、初めて訪れた人には同じところにあるように思えた。
「神社とお寺は完全に別れているとこが多いが・・・」と思いながら階段を下り始めた。すると、大きなクスノキに隠れて見えなかったカエデが階段の脇に見えてきた。写真はぼけてしまったが、クスノキの緑色とカエデの赤色の色彩が綺麗に映えていた。
クスノキとカエデ
階段を下りてくると、「天満宮」と書かれた鳥居があった。入ったのは大山寺で、出て来たのは御袖天満宮になった。天満宮の名前はよく耳にする。ここの御袖天満宮は、下記の資料によると、「学問の神・菅原道真が自らの衣服を手渡したことから名付けられた御袖天満宮(みそでてんまんぐう)」と説明されていた。資料を読んで行き、この切れ目のない5mの石段が1枚岩からできていると知り、驚いた。もっとよく見ておくべきだった。
撮影:11月27日
記 平成30年12月2日(日)