公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

尾道「浄土寺、アオギリ、 新尾道大橋、 向島、西国寺(摩尼山門)」

1214日(金)
 
 浄土寺へ入った。入った途端、舞い降りてきた鳩の大群に驚いた。神社や寺に鳩をよく見かけるが、これほどの数を見かけることはなかった。正に恐ろしいくらいの大群であった。
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舞い降りてきた鳩の大群
 
 境内は広々としていた。訪れている人は少なく、鳩を除けば、静かな境内であった。のんびりしていると、何時の間にか、作業着姿の人が沢山見え、多宝塔の中へ入っていった。文化財の調査をしている一行らしかった。境内には多宝塔、阿弥陀堂を中心に、浄土寺庭園、庫裏がある。大きな阿弥陀堂の格子状の壁が古風に思えた。この古風な壁のつくりは何を意味しているのだろうか。
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左:阿弥陀堂 右:多宝塔
 
 ここから少し離れた西国寺へ向かった。線路沿いに出ると、下の土手に大きな葉をつけた樹が見えてきた。ここから見た様子では、何の樹か分からなかった。その後、色々調べていた時、アオギリの写真を見ることがあった。その時の葉が目に留まり、「この樹の葉に似ているなぁ」と思い、比べてみた。やはりよく似ている。何時も見るアオギリは、大きな樹で、下から見上げることしかできなかったが、今回は上から見下ろすことになり、様子が違って見えた。
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 左方向には大きな橋が見える。新尾道大橋と名付けられており、この橋はしまなみ海道のコースになっている。1度バスでこの橋を渡ったことがあるが、見下ろした景色は素晴らしかった。再度通ってみたいと思うぐらい、強く印象に残っている。
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 正面に向島が見える。手前に河のように見えるのは瀬戸内海になる。初めてこの景色を見た時は、瀬戸内海が河に見えた。潮の流れが速く、丁度、水が流れているのも河を思わせていた。向島は造船所が多いようで、海岸沿いに大きなクレーンが何台も見える。
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 西国寺は案内によると、この路地を進んで行った奥にあるようだ。細い道を進んでいると、何か道を間違えたような錯覚を感じた。しかし、道は古寺めぐりを示す敷石が敷かれているので、間違いないようだ。
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 細い路地

 浄土寺を出て、30分ほどで西国寺へ着いた。ここには「摩尼山」と表示された大きな門があり、まだ入り口に過ぎなかった。門の脇に、西国寺について説明した案内板があった。案内によると、「西国寺は天平年中(729749)僧行基の開基と伝えられる。・・・2度の火災に遭い、…仁王門は仁王尊像ともに安土桃山時代の作・・・」とあった。随分古い時代につくられたことが分かった。
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西国寺(摩尼山門)

撮影:1127
 
  記  平成30121日(土)