公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

保健推進委員会主催 ウォーキング2

1024日(水
 
 イタリア山庭園を出て、山手公園を目指して進み出すと、民家の角に大きな樹があり、タブノキと表記されていた。スダジイやエノキ、クスノキの巨木はよく見かけるが、タブノキの巨木はあまり見かけない。この巨木は葉でも確認しないと、タブノキとは見えない風貌をしている。
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タブノキの巨木
 
 この公園内の道はザクラ道と呼ばれているらしい。道を進むと日陰に入り、静けさと同時に周りの空気に味わいを感じるようになった。樹木があることは酸素が多いことで、街中の酸欠で、どよんだ空気とは違うようだ。皆さんの足の動きも軽やかに見えてきた。
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サクラ道を進む一行
 
 大きなサクラの樹が見えてきた。ここの一帯は山手公園になる。一行はここで一休みした。大きな樹木に囲まれた緑豊かな環境は、草木と共に、人をも生き返ったようにさせてくれる。自然と接することは、人との交わりを穏やかにさせてくれる。こういう環境の中にいると、争いなどは考えられない。ここで十分休息をとった。休息中、毎回、好意的に甘いものを配布してくれる人がいる。甘い香りと味は疲れたからだに元気を与えてくれる。
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 サクラの老木

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休息をする一行
 
 休息後、右にテニスコートを見て進んだ。この辺はテニス発祥の地といわれている。テニスコートの周りは大きな木が植えられ、テニスコートはその中の静かな環境にある。勝負を競うというより、スポーツを楽しむ雰囲気が伝わってくる。大きな樹の中の主なものはヒマラヤスギである。ヒマラヤスギは成長が速いのか、いろいろなところで見かけるが、いずれも大きな樹になっている。灰白色の針のような葉の並びが、独特で、綺麗だ。
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ヒマラヤスギ
 
 この静かな環境にフェリス女学院、元町小学校がある。静かな環境で学べることは幸せである。ここを通り過ぎると、下り階段になって来た。
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階段を降りる一行
 
 ここからベーリックホールへ向かった。ここは、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅であった。広い庭に大きな建物、正に豪商の建物である。この邸宅は第二次世界大戦後、宗教法人カトリック・マリア会に寄付され、平成122000)年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていたという。
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ベーリックホール
 
 道を歩くと女学生達がこちらへ向かってきた。胸の校章から横浜雙葉学園の生徒と分かる。この地区は幾つかの女学校があり、学園の町としても知られている。元町公園へ着いた。入口の表示に元町公園の名前の下にエリスマン邸と書かれていた。この公園の中には絹糸貿易商エリスマン氏の私邸が移築されていることで、この名前が付けられたようだ。左側にその私邸があった。ここで一行は再び休憩をとった。
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エリスマン邸

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休憩する一行
 
撮影:1022

  記  平成301023日(火)