地区防災訓練
9月3日(月)
9月1日(土)、近隣の小学校で地区防災訓練が行われた。天気が不安定で、夕方から雨の予報が出ていたため、雨天バージョンで行うことになった。各町内の一時避難場所に集まり、拠点会場へ来た避難者は、予定では外で避難者カードの記入をすることになっていたが、予定を変更して体育館で行うことになった。避難者が拠点会場へ近づくころ、雲行きが怪しくなり、ぽつり、ぽつりと雨が降ってきた。雨天バージョンへ変えてよかったと思った。
防災用炊飯器
主な内容 (15時00分~18時30分)
15:00
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地震発生
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自宅で地震3原則を実施する。
1.その場に合った身の安全
2.すばやく火の始末
3.隣近所の助け合い
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15:02
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・15時30分までに防災拠点(訓練会場)に避難を完了する。
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・一時避難所(神奈川通公園)へ集合、15時30分までに訓練会場へ移動する。
・受付にて避難者(訓練参加者)は避難カードを記入し、集合位置(体育館)へ移動する。
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15:30
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(1)避難所開設訓練
(2)避難者受入訓練
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16:00
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訓練開会式
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趣旨説明
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16:15
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HUG訓練(図書室)
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4人グループ×16セット
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16:45
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情報伝達訓練(区職員)
安否確認システム入力訓練(情報班、区職員)
給食訓練(食料物質班、おやじの会)
災害用ハマ子トイレ設営訓練(訓練参加者)
防災備蓄庫の備蓄品の確認(救出救護班、訓練参加者))
〇上記訓練が終了したら班から順次参加
・地震対応訓練…グランド
・濃煙避難訓練…(3年1組教室)
・初期消火訓練…グランド
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・各町会で分担し5基設置する。
・ポンプの取り扱い訓練実施
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18:00
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給食訓練
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カレーライスの試食
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18:30
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訓練終了
・仮設トイレ、投光器、発電機等の片づけ
・整理された備蓄庫内の物品等の確認
・給食の後片付け
非常食・水の配布を受けとり解散
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運営委員、参加者で行います。
* 特に式はしない、試食後流れ解散
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避難者の多くは、毎年来ているので、時間に余裕を持て来た上に、避難者カードの記入がスムーズに進み、予定の時刻よりも早くが終わってしまった。そのため、開会式まで大分待つことになってしまった。この避難訓練は小学校と連携した行事で、毎年6年生が参加している。大人の避難者が避難者カードの記入を終えた頃6年生がちらほら見えてきた。小学生が揃うのを待ってまって開会式が行われた。
避難者カードの記入
避難訓練参加者
開会式後、地域と学校は別プログラムで避難訓練が始まった。地域の避難者は図書室に集まり、HUG訓練を行った。HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の各頭文字をとったもので、避難所の受け入れ態勢をゲーム感覚で模擬化してみる訓練になる。避難者はそれぞれ違った条件を持ち合わせている。その人たちがそれぞれ問題なく避難生活をするためには、限られたスペースを有効に活用する工夫が必要になってきくる。昨年に続きグループごとに次々に避難してくる人の避難場所を話し合い、割り当ててみた。初めての人には中々難しかったと思いますが、1度体験すれば、緊急時の避難者の割り当て方法が会得できたのではないでしょうか。
HUG訓練会場
HUG訓練に取り組む参加者
HUG訓練配置を思考する
HUG訓練後、外に出て、災害用ハマ子トイレ設営訓練を行った。備蓄庫から段ボールに包まれた部品が次々と外へ出され、設置場所へ運ばれていった。運ばれた段ボール箱は開けられ、トイレの部品が出され、組み立て作業が始められた。作業が始まると、スムーズに進むとこころとまごついているところが出てきた。それぞれの段ボールの中にはマニアルが入っているはずなのが、ないところがあったのが原因だった。そのため、グループごとに互いに組み立て方法を参考にしながら進めていった。ボルトなど小さな部品の不足があったが、何とか短時間で組み立てることが出来た。
組み立て作業風景
組み立て作業風景
組み立て作業風景
組み立て完成
足りなかった部品:棚板
足りなかった部品:ボルト
組み立てが完成し、皆さんホッとしたのも束の間、収納作業に入った。この作業を怠ると、部品が行くえ不明になり、次年度戸惑うことになる。
収納作業
収納作業
最後に、炊き出し訓練に携わってくれた人からカレーライスの配給があった。電気ガスが使えない条件で炊き出したものだが、皆さんおいしく食べながら労を癒した。
炊き出し訓練風景
「忘れたころに災害はやってくる」昔からよく言われてきた言葉である。阪神大震災、東北大震災それから山津波、水害と、このところ頻繁に大きな災害が起きてきている。ところがこのような大きな災害対する備えは万全だろうか。
大正12年9月1に起こった関東大震災の経験が発起になって生まれた防災の日だが、最近は関東大震災そのものが忘れられてきている。このような地域の防災訓練は形式的なものから実質的なものへと発展させなければならない。そのためには市民の意識向上が何よりも必要と思う。
撮影:9月1日