公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

町内を練り歩く神輿

89日(木)
 
 今日は午後1時に神輿が境内を出発する。1時近くになると、神輿の担ぎ手さんたちがぞくぞくと神社の境内へ集まってきた。ざっと見て、60人以上はいそうだ。1時になると、境内で神輿渡御の儀式が行われ、神輿が神社から神輿担ぎ手へ渡せられた。
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神輿渡御

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 担ぎ手の方に乗った神輿

 担ぎ手の肩に乗った神輿は静々と階段を降り、神社の参道前へ出た。ここから町内を練り歩くことになる。「ワッショイ、ワッショイ」と大きな掛け声が上がった。笛の音、担ぎ手さんの掛け声が響き渡る。神輿が神社から遠ざかっていった。例年にない猛暑下の行程なので、長続きは禁物である。担ぎ手さんは次々と肩を入れ替え、交代していった。
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 町内を練り歩く神輿

 道の狭い道路では、リーダが指示し、慎重に神輿を担いで運んだ。「ワッショイ、ワッショイ」掛け声は休むことがなく発せられる。小さいように見える神輿だが実際に持ち上げてみると、かなり重い。担ぎ手さんはみんなの力を合わせ、リズミカルに神輿を運んでいく。
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 狭い道を行く神輿

 神輿が駅前通りへ入ってきた。太陽の光がビルに遮られ、ここは日陰になっている。担ぎ手さんもホットしたようだ。この日陰で一行は一時の休息をとることになっている。
 女性部の人は冷たいレモン水を大樽へ入れて運んできて、水分補給の準備をしている。数年前まではリヤカーで運んでいたが、人手が少なくなり、今では車を利用するようになった。それでも担ぎ手さんだけでなく、見学者へも水分を補給してやるので、女性部の人にとっては大変な作業になっている。
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駅前通りへ入ってきた神輿

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 給水の準備をする女性部の人

 神輿はここで車に乗せられ、隣の町内へ運ばれていった。一方担ぎ手さんはこで休息し、隣の町内へ向かっていった。
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 休息をとる担ぎ手さん

 神輿が隣の町内へ移動すると、神輿が境内へ戻ってくるのが5時過ぎになるから、それまで役員さんは一時の休息がとれる時間になる。皆さん、自宅へ戻ったり、境内へ戻ったりし、休息をとった。
 5時近くになると、太鼓の音が聞こえてきた。神輿が近づいていることを告げている。そのうち、拍子木の音と同時に担ぎ手さんの掛け声が聞こえるようになってきた。先導者が神社の周りを回り始めた。もう神輿が見えている。
 階段を神輿が静々と上がってきた。最後にこの境内で神輿がもまれる。見学に訪れた人、担ぎ手さんで境内はいっぱいになった。お祭りは最高潮に達してきた。
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戻って来た神輿

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境内でもまれる神輿

撮影:85

  記  平成3087日(火)