お祭り第2日目「山車と鳳輦」
8月8日(水)
お祭り2日目、今日は午前中、山車と鳳輦が出て、午後は神輿が出る。そして夜は、夜店、盆踊りと続く。9時に境内へ行くと、既に総代さんをはじめ町内の人が数人集まっていた。
最初に山車を引く綱の取り付けに入った。長く太い綱を山車の足元へ巻き付けるには、やり方がある。昨年の記憶を頼りに巻き付けた。
引き綱のつけ方
引き綱のつけ方
山車の綱の取り付け、太鼓の固定の仕方には1つのやり方がある。数年前までは、生き字引といわれる人が一手に引き受けてくれていたが、昨年あたりから、高齢のため引き受けてもらえなくなってしまった。他の人は綱の結び方を知らない。見てきた記憶と、写真の記録を頼りに何とかこなしている。
山車に乗せた太鼓
本殿で出発の儀式が行われ、鳳輦が境内へ出された。この仕事は学生さんが担っている。山車は一足先に階段下の出発点へ運ばれた。
境内へ出された鳳輦
出発の準備が出来た山車
山車が一足先に出ると、続いて学生さんに担がれた鳳輦が出発した。この後に、神社関係の人の行列が続いていく。山車は、いわば、行列の盛り上げ役を果たしている。
鳳輦が出発
「ワッショイ ワッショイ」の掛け声が響く。山車を引くのは子供の数が少ないので、大人も混じっている。真夏の日差しを受け、汗がにじんでくるが、みんなで声を掛け合うと、自然と山車を引く手に力が入ってくる。山車は動き出す。
山車を引く一行
休憩所へ着いた。一行の皆さんはホッとして日陰へ入る。休憩所では、町内にある唯一の酒屋さんから飲み物が振舞われる。暑いところを来た皆さんは、冷たいものでのどを潤し、疲れを癒す。毎年のことだが、酒屋さんのご厚意がなかったら、この行列の行脚は出来ないことと思う。
球形風景
山車が神社の境内へ戻って来た。鳳輦の一行はそのまま町内を回ることになっていたが、あまりの暑さで、山車と一緒に境内へ引き上げ、休息をとった。山車を引いてくれた子供たちへはお菓子が配られた。
山車を引いた子供たち
鳳輦を担いだ学生さん
疲れを癒す一行
撮影:8月5日
記 平成30年8月7日(火)