お祭り第1日目 夜店
8月7日（火）
家で一休みを終えた人たちが神社の境内へ戻って来た。夕方からは夜店が開かれ、その後、盆踊りが行われることになっている。テーブル等の配置はすでに出来上がっているので、食べ物を扱う夜店は調理器具を配置し、材料を運び込んだ。ゲームコーナーでは、子供たちが興味を引きそうな品物が陳列された。
6時近くになると、子供たちを連れた親御さんが現れ始めた。お祭りは、子供さんが現れると活気づいてくる。
我が町内には子供が少ないが、近くの町内の親御さんが来て賑やかにしてくれる。かわいらしい小さな子供を見ると、夜店をしている大人も元気づいてくる。
焼きそば、焼き鳥の出店も始まった。空気が蒸し暑い上に、鉄板が焼きつき、一層暑くなる。冷たい飲み物を補給しながら出ないと作業は続かない。
辺りが暗くなると、境内を人が埋め尽くすように賑やかになってきた。夜店へも長い列が出来、お祭りが盛り上がってきた。
神社の社務所前では、メダカすくいが行われている。我々が子供ころには、メダカは身近な魚だったが、今では、小川を泳ぐメダカの姿は滅多に見ることが出来ない。自然が遠ざかってしまったことは寂しい。
ここはヨーヨー釣りとスマーボールすくいの夜店である。我々には懐かしい遊びだが、今の子供たちにとっても好奇心が誘われる遊びと思われる。
ここはおもちゃ売り場である。面白そうなものが沢山あり、子供たちはどれにしようかと迷っている。夢を追う子供たちにとってはこの瞬間が思い出に残ることだろう。
こんな暑いときは、やはりかき氷かなぁ。冷たくておいしい。かき氷機へ入れた氷の塊は、あっという間にかき氷に代わっていく。売り手さんは冷たさを耐えながら作業を続けている。
時間が経つにつれ、各夜店では行列ができ、境内は賑わいを増してきた。町内にはこんなに沢山の人はいないので、海の方にできた新しいマンションの方からお祭りを楽しみに来てくれていると思う。
午後7時ごろ、本部席から「これから盆踊りを行います。皆さん輪になってください」とアナウンスが流れた。太鼓の音が響き渡たると、近くの人たちが踊り始めた。昔ながらの盆踊りである。会場には、高齢の方も見えている。若き頃の昔の風景を懐かしみながら観覧する光景があった。
撮影：8月4日
記 平成30年8月6日（月）
