公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

樹名板づくり 2

628日(木)
3.ペンキ塗り
 写しが終わり、いよいよペンキ塗りに入ると、気持ちが新たになり、今までの細かな作業から解放されると思った。しかし、その思いもすぐに消えた。絵具と違いペンキなので、筆の動きが重い。ペンキが薄いと、滑らかに動く筆だが、これだと、二重、三重書きをしなければならない。二重、三重書きは面倒なので、濃いペンキを使い、一筆書きに挑戦することになる。もたもたしていると、筆につけたペンキが固まり、筆先が太くなり、細かなところが塗れなくなってしまう。小さな字、漢字に入ると、作業はさらに難しさが増してきた。

・ペンキ塗りの説明
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 ・ペンキ塗り作業の風景
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4.出来上がった樹名板
 何とかペンキ塗りが終わった。出来上がった焼き板を並べてみると、きれいにレタリングされた文字を写しただけあって、奇麗に出来上がっていた。つくった愛護会のメンバー自身がこんなに綺麗に出来上がるとは思っていなかった。作業を始めたときは、日陰で、地面が湿っていたので、健やかさを感じながらの作業だった。ところが、太陽が高くなると、気温がぐんぐん上がってきた。日陰の一部に光が射すようになると、眩しさと暑さを感じてきた。
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5.取り付け作業
1)紐の結び方の説明
 樹名板が完成したので、紐を通し、実際に樹に結び付ける取り付ける前の段階まで来た。紐を板の穴へ通すのだが、ただ通すのではなく、そこにはそれなりの通し方があった。簡単なことだったが、実際に通すところを見て、理解を深めた。
 次の紐の結びつき方の説明の時、ハプニングがあった。日頃、紐の結び方については考えたこともなかったので、横結びとか縦結びの言葉が行き交うと、何だか意味が分からない人も出てきた。けれど、実際の結び方を見ることによって何とか分かってきた。
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紐の結び方の説明
 
2)樹木への取り付け
 最後は、完成した樹名板を樹へ取り付ける作業である。自分たちが作成した樹名板を取り付けるので、少しずつ感動が湧いてくる。この作業は、紐で樹へ結びつけるグループと角材へ取り付けた樹木板を打ち込むグループとに分かれて作業へ入った。紐で結びつけるグループは、紐を結ぶ人、支える人、位置を見る人と自然に役割が決まって作業が進められた。一方、樹木板を打ち込むグループも樹木板を支える人、杵を打つ人とこちらも自然と役割が決まり、作業が進められた。

取り付け作業風景

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3)取り付け完成
 最後の作業はあっけなく終わってしまった気がした。全作業が終わり、樹木名板が取り付けられた樹木を見ると、各樹木の注目度が増し、公園を訪れた人に関心を呼びかける力が生まれてきたように見えて来た。
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作業を終えて
 暑い中を、樹名板づくりへ参加された皆さん、ご協力ありがとうございました。この行事を通して、皆さんで親睦を深めたと同時に、新しいことを学べた気がしています。公園愛護会は、町内会が母体になっています。この経験を公園愛護会、町内会の発展へと繋げていきたいと思っています。今後ともご協力の程お願いします。また、この行事の企画運営にご指導、ご助言を賜った神奈川土木事務所、市の環境創造局の皆さんへは大変な感謝をしています。ありがとうございました。
 
撮影:625

  記  平成30625日(月)