公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

樹名板づくり 1

627日(水)
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 今日は、梅雨から一転して真夏の陽気になった。今日は公園で、神奈川土木事務所、市の環境創造局の方の指導の下に樹名板づくりが行われることになっている。この行事は神奈川通公園愛護会の長年の希望であった。いろいろな公園を訪れたことがあるが、樹木や草花に記名されているところは少ない。せっかく植えてあるのだから、樹木や草花の名前が分かったら、親近感がわいてくるのではないかと思う。我々、人の間でも、初めての会合では自己紹介などをする。お互いに名前が分かれば、親しみが湧き、交流が深まる。そのような意味合いもあり、樹名板づくりを計画していた。
 9時半頃、公園で準備を始めていると、市の環境創造局の方が材料や道具を持ってやってきた。少し遅れて、神奈川土木事務所の方もみえた。10時近くになると、一人二人と神奈川通公園愛護会のメンバーが集まってきた。今日は、ゲートボール大会が同時開催になったので、急遽参加できなくなった人もいたが、予定した人数は集まった。
 10時、神奈川土木事務所の方の司会のもとに樹名板づくりが始まった。下準備は、市の環境創造局の方が行ってきてくれたので、公園愛護会のメンバーは仕上げの部分の作業をすればよい段取りになっていた。

準備されたもの
1.焼いた杉板          
2.焼いた角材          
3.たわし            
4.白ペンキ
5.絵筆
6.トレーシングペーパー
7.樹名用紙

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焼いた杉板、角材、たわし


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白ペンキと筆
 
最初に、市の環境創造局の方が、分かりやすく作業の手順を説明してくれた。
焼き板、角材の作業について
 表面が焼かれているので、たわしで擦り艶が出るようにする。こうすると板や角材が腐りにくくなる。
樹名の記入について
 1.樹名用紙と焼き板の間にトレーシングペーパーを挟む。
・トレーシングペーパーがカーボン紙になっている。
 2.印刷された樹名の輪郭を鉛筆でなぞっていく。
  ・こうすることで、焼き板に樹名の輪郭がコピーされる。
 3.樹名の輪郭の間を白ペンキで塗っていく。
  ・乾けば完成する。
樹への取り付け作業について
 1.樹名板に空けた穴に表から紐を通す。
 2.樹名板を中央へ配置する。
 3.紐の両端をそろえ、表面側の紐の下を上から通す。
 4.紐の両端を持ち、これを樹へ取り付ける。
紐の結び方について
 1.紐の先端を交差させる。
 2.下側になった先端を上側のひもに一回り巻き付ける。
 3.再び、紐の両端を交差させ、2の動作を繰り返す。
 
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指導助言をしてくれる神奈川土木事務所、市の環境創造局の方
 
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作業の説明

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作業の説明
 

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完成品のモデル
 
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樹名をカーボン紙で写した焼き板

1.焼き板、角材磨き


 説明を受け、最初の作業へ入った。焼き板、角材磨きを始めるときは、粉炭が飛び散るのを警戒したが、風が弱いため、粉炭は思ったほど飛び散らなかった。そのため、鼻への刺激が少なく、用意したマスクもそれほど必要ではなかった。

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焼き板、角材磨き

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焼き板、角材磨き


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焼き板、角材磨き
 
2.樹名の写し取り作業


 樹名の写し取り作業は、焼き板が平らな平面でなく、ごつごつしていたため、鉛筆の芯が流れやすく、力の入れ具合が難しかった。途中で、トレーシングペーパーをめくって、写り具合を見ると、薄っすらとした写りで、大丈夫かと気になった。太く、大きな字は写しやすかったが、小さい字や漢字になると、細かくて写しが難しかった。

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樹名の写し取り

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樹名の写し取り

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樹名の写し取り

撮影:625

   記  平成30625日(月)