マテバシイの雄花と雌花が見つかった。
6月5日(火)
このハナモモを見るのも久し振りである。果実が出来ているが、大分なくなっている。落ちて仕舞ったり、野鳥に食べられたりしてしまったのだろうか。サクラに冬芽が出来始めていたので、ハナモモにも出来ているのではと思い、探してみたが、見つからなかった。
ハナモモの果実
ハナモモの隣にカリンとヒガンザクラがある。また、この近くにケヤキやモミジも植えられ、それぞれが大きくなってきた。そのため、この一角が鬱蒼となり、ヒガンザクラの枝の中には枯れ始めた枝も出始めている。ヒガンザクラの冬芽を見ると、先程のカンザクラと同じように小さな冬芽が出来ていた。小さいことは小さいが、カンザンの冬芽より、現時点でもやはりひとまわり小さい。
ヒガンザクラの冬芽
カリンについても冬芽の存在を確かめた。最初は、ハナモモと同じように見つからないと思っていたが、意外にも葉腋に小さな冬芽が見つかった。本当にごく小さい。肉眼ではほとんど分からないが、カメラには写っていた。詳細はまだよく分からない。
カリンの冬芽
マテバシイを見ると、雄花花序が見えた。そろそろ終わりごろに見えたので慌ててしまった。写真に残せそうなものがまだあったので、撮影した。写真を見ると、雄花の小花に生き生きさが無くなっていた。
マテバシイの雄花花序
マテバシイの雄花
マテバシイの雄花の存在は分かったので、今度は雌花を探した。雄花は直ぐに見つかるが、雌花は簡単に見つからない。まして、上の方にあるので、カメラの望遠で探すので、容易ではない。それでも見当を付けて探すと見つかった。マテバシイの花はスダジイの花にそっくりである。この2つの違いについて、以前調べたことがあったので、振り返り、復習をした(資料)。雌花についての大きな違いは、マテバシイの雌花は雄花花序の下にもあるし、独立した雌花花序もあるのに対し、スダジイの雌花花序は独立して存在している。
マテバシイの雄花花序の下に雌花花序がある
次に見たのは、公園に1本しかないシダレザクラである。「シダレザクラの冬芽は小さく、細長く枝に伏している」というイメージがある。ヒガンザクラと同じように冬芽が見えるか、気になっていた。見ると、見つかった。やはり点のように小さい。拡大すると、枝、葉柄、冬芽とも毛深く、この冬芽はハナモモの冬芽ではないかと思える姿だった。
シダレザクラの冬芽
撮影:6月3日
記 平成30年6月4日(月)