公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

解けてきたヤマモモの雄花花序

3月7日(水)
 小学生との公園活動の後、最近の公園の様子を見た。3月に入り、既に季節は春に入っている。ナノハナが大分大きくなり、花数が増えてきた。しかし、植えた苗の数が少なかったせいか、昨年のような豪華さがない。それでも、これからさらに大きくなり花数が増えてくるものと思われる。今年の秋にはもっとたくさんの苗を育て植えて見たいと思っている。
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花数が増えたナノハナ

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 ナノハナの花

 児童に見せたオオシマザクラの冬芽である。肉眼で見るのとアップした写真で見るとのでは、鮮明さが大分違っている。冬芽は膨らんだ楕円形をしている。あと2週間ぐらいすると、冬芽が解れ中から蕾が出てくる。既にその準備が整っているようで、先の方が緩み、黄緑色に変わってきている。
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 ソメイヨシノの冬芽も大分膨らみだして来た。オオシマザクラの冬芽程ではないが、先を大きく拡大すると、微かに黄緑色の芽鱗が見え始めている。開花は、オオシマザクラとほとんど変わらないが、今見た冬芽に関する限り、オオシマザクラの方が開花へ進んでいる。
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 ソメイヨシノの横にあるヤマモモの雄花花序を見た。この冬芽は昨年の12月には既に大分大きくなっていた。その後、115日のも見たが、依然として冬芽の芽鱗は固く閉じていた。久しぶりに今日見ると、冬芽を包んでいる芽鱗が開き始め、中のものが見え始めてきた。中には葯があるのだが、まだその実態は分からない。あと数日で葯がはっきりしてくると思われる。
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ヤマモモの雄花花序

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 ヤマモモの雄花花序

 南側にヤマモモの雌株がある。雌株の花序は115日にはまだ見つからなかった。もう見えるのではないかと、覗いてみた。しかし見当たらない。何本かの枝の葉をかき分け探したが、見つからなかった。ここは日当たりが悪いので成長が遅いのではと思い北側の雌株へ移動した。ここの雌株を見ると、雌花花序が見えた。やはり出来ていることが確認できた。しかし、雄花花序とは違い、芽鱗は固く閉じていた。
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 雌花花序

 2月中旬を過ぎると、チューリップの芽に勢いが出て来た。1月中はなかなか発芽して来ないので、どうなってしまったかと気になっていたが、この勢いを見てひとまず安心した。それでも発芽した個々の芽をみると、勢いのあるものと、弱いものとの差がかなりある。何本花を咲かせてくれるか、まだまだ油断が許せない。
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 チューリップの発芽状況

 同じ時期に植えたチューリップでも、中央花壇の発芽状況は悪い。そこで、昨年の記録を見直すと、312日になった多くのチューリップが発芽し出していることが分かった。このことから考えると、まだ、それほど心配することはないように思えてきた。
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 中央花壇のチューリップの発芽状況

撮影32

  記  平成3033日(土)