公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

衆議院総選挙

1024日(火)
 
 1022日(日)、台風が近づいている中、全国で衆議院選挙・最高裁判所裁判官国民審査の投票が行われた。この様な大きな選挙は、7月に市長選挙が行われたばかりである。今回は、全国で一斉に行われるので、関心が高まっていると思われる。果たして、どのくらいの投票率になるだろうか。
イメージ 1
 
 6時過ぎ、台風が近づいているわりには雨や風が激しくなかった。このまま1日持ってくれればとの思いで、投票会場へ向かった。投票会場では、区役所の関係者は勢ぞろいして、準備を進めていた。630分、選挙会場の関係者が集まって、事務主任さん、管理者さんを中心にして、今日1日の行程を綿密に確認した。投票時間は、午前7時から午後8時までである。
イメージ 2
 投票会場

 今日、ここで選挙事務行う人は区役所の人と近くの町会から選ばれた人達である。区役所の人は、事務主任、庶務主任に従事者2名の合計4名で、町会の方は管理者、立会人2名それから従事者8名で合計11名である。
 選挙事務は管理者、事務主任の指示の下展開することになっている。町会から選ばれた従事者は玄関で案内をする人、受付で投票者の確認をする人、投票用紙を渡す人と交代で分担することになっている。
 打ち合わせが済むと、自分の担当場所へ着き、準備を始めた。事務主任は、各種の投票用紙の枚数の確認作業を始め、投票用紙を配布する従事者へ手渡した。従事者は、目の前に10枚並べ、投票者へ1枚ずつ配布することになっている。所謂、枚数は2重のチェックをし、厳重に管理されている。
 午前7時近くになると、事務主任、管理者、立会人などが玄関に集まり、携帯から流れる時報の確認に入った。刻々と時が刻まれていく。午前7時の時刻が告げられると、玄関の戸が開かれ、管理者から「只今から、衆議院選挙が行います」と投票開始の宣言がされた。
 宣言が終了すると、1番目の投票者が会場へ入って来た。1番目の投票者は、事務主任、管理者、立会人の下で、投票箱の状態を確認することになっている。この行程は、1番目の投票者が候補者の記載を終えた後行われた。まず、衆議院小選挙区の投票箱を確認した。投票箱の中には何も入っていないことを確認し、施錠された。今回は、この後、衆議院比例代表、国民審査についての投票があるので、この2つについても同じことが行われた。1番目の投票者がすべての投票箱の確認を終えた後、2番目、3番目の投票者が会場へ入り、投票が始まった。
イメージ 3
投票箱の確認

イメージ 4
 投票箱の施錠

 この雨にもかかわらず、今日は出足がいいようだ。8時現在、市長選の時と比べると、3倍の人出になっている。関心が高いというだけでなく、この天気なので、早めに投票を済ませたい気持ちがはたらいているようだ。8時を過ぎると、風が出始めた。突風のような風が吹いてきて、机上の書類が飛ばされた。会場にいては、台風の情報が入ってこないので、気になる。雨も強くなってきたようだ。「ざぁ、ざぁ」と天井を打ち付ける激しい雨の音が聞こえてきた。外は土砂降りのようだ。
 入口の案内担当の人は、傘を入れるビニール袋を配る必要がある。風と吹き付ける雨で、大変な作業になっている。会場の床に敷いた紙製のシートが濡れてくる。張り合わせたガムテープも剥がれてくる。その様子を見かけると、区役所の人は新しいシートを上へ貼り始めた。投票用紙を管理し、投票状況をパソコンで処理したりしながらの作業なので、大忙しである。
 受付では従事者が2人で対応し、1人は、投票者が持ってきた個票を基にパソコンで、投票者の確認を行い、もう一人は確認を終えた印を押している。個票を忘れた人には、区役所の人が個々に対応している。投票用紙配布者は、事務主任から配布された投票用紙を10ずつテーブルに並べ、枚数を確認しながら投票者に手渡している。投票者の中には、投票用紙を受け取らず、そのまま先へ行ってしまう人もいるので、手渡す人は呼び掛けなければならない。とくに、今回は比例選挙と国民審査の投票用紙を同じ場所で手渡すことになっていたので、ここでの混乱が多かった。2枚受け取るところを、比例の方だけ受け取って、記載台へ行く人、2枚受け取っても、国民審査はしたくないとのことで、投票用紙を返していく人、2枚受け取ったが、国民審査の用紙を記載台に置き忘れる人、さらに、国民審査用紙を投票箱に入れず、持ち帰ろうとする人…とさまざまであり、目が離せない状況であった。
イメージ 5
投票

イメージ 6
パソコン操作:投票者の確認
 
 10から11時をピークに投票者数は次第に減少していった。やはり、多くの人は台風の行方を警戒していたようだ。午後7時を過ぎると、会場の賑わいがなくなり、寂しくなってきた。それでも、時々投票に訪れるひとがやってくる。午後700分を過ぎた時は「後30人ぐらいかなぁ」と思ったら、終盤にかけて、駆け込んで来る人が出て来た。
イメージ 11
 午後8時、外は真っ暗である。勢いが弱まったと思った雨足が再び激しくなってきた。事務主任、管理者、立会人が玄関に揃い、管理者によって、終了宣言が行われた。終了宣言後、玄関は閉ざされ、投票箱には施錠がされた。これから最後の選挙事務を終え、3つの投票箱を開票会場まで運ぶことになる。庶務主任は統計の整理に入り、他の人たちは会場の片付けに入った。
イメージ 7
 投票箱の施錠

イメージ 8
片付け風景

イメージ 9
片付け風景
 
 開票会場はここから離れた所にあるので、タクシーに荷物を積み急いだ。開票会場へ着くと、担当の人が来て投票箱などは運ばれていった。書類審査を受け、選挙事務が無事完了したことを告げられ、1日の業務が終わった。
イメージ 10
開票会場

撮影:1022


  記  平成291022日(日)