公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

- 保健推進委員会主催「ウオーキング」 3の2 「 これがヤブマオの雄花になるか」

927日(水)
 
信号が青になったので、横断歩道を渡り先へ進んで行った。この先も先程の続きで、やはり元は川が流れていたところである。先の方に緑が沢山見えてきた。どうやら三ツ沢へつづく丘らしい。道は細い水路にぶつかった。ここから三ツ沢のせせらぎ緑道になる。
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案内板

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案内板を見ている人

 大分歩いてきたので、ここでしばらく休憩になった。皆さん日陰に入り、近くのベンチなどに腰掛け、給水し、休息をとった。
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 休息風景

 緑が多いので、樹木に目をやった。これから進む道を見ると、ここからは進入禁止になっており、丘側にカツラの樹が植えられている。所謂カツラ並木になっている。目を丘の方へ移すと、大きな樹が並んでいる。幹を見ると、カツラの幹に似ているが、どことなく違っている。若しかしたら、ムクノキではないかと思い、上空の葉の望遠写真を撮った。写真を見ると、葉の支脈が平行に近く、葉の端まで達している。更に、葉の縁は鋭い鋸歯になっている。ムクノキである。
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カツラ並木

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ムクノキ
 
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ムクノキの葉

 幹事さんが、「この方向からの写真がいいですよ」というので、その教えに従って撮影してみた。写真を見ると、絵になりそうだと思った。カツラの葉は間もなく黄色くなる。イチョウの黄葉に負けない光景になりそうだ。
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 カツラの並木

 せせらぎ緑道へ入ると、日陰で薄暗くなった。傍を流れるせせらぎに何とも言えない情緒を感じる。人はこの静かに流れるせせらぎに目と耳が引き寄せられる。せせらぎ沿いには色々な草木があった。それを見ながら進むと、思いがけない発見があった。その写真を撮っていると、一行の皆さんと逸れてしまった。今回のウオーキングのハプニングである。
 今日も歩きながら、ヤブマオの雄花を探していた。三ッ池公園、舞岡公園等で探したが、何時も徒労で終わっていた。それがいま偶然、ヤブマオの雄花らしきものが目に入って来た。急がなければいけない気持ちがあったが、確実に写真に収めておきたい気持ちもあった。急いで3枚撮って、皆さんを追いかけた。しかし、行けども、行けども皆さんの姿は見えてこなかった。そんなに長いこと撮影していなかったので、そうは遠くへ行っているはずがないと引き返した。すると、先頭の皆さんが来るところだった。一行は、一旦道を外れ、他のところへ寄ったようだった。
 慌てて撮影した結果はいずれも焦点ボケで、よく分かるものではなかった。それでも、今まで見てきた雌花との違いが分かる。雄花に間違いないようだ。
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ヤブマオの雄花?

 ここのせせらぎ緑道でじっくり撮影したかったが、このハプニングのためそれが出来なかった。撮影できたのはたった1枚のヒガンバナだけであった。
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撮影:925

  記  平成29925日(月)