お祭り第1日目
8月9日(水)
8月5日(土)、お祭りの第1日目になった。提灯の設置は1週間前に終えていたが、その他のもろもろのことを今日の午前中にしなければならない。9時には主な人が揃い作業が始まった。午前中に、2張りのテントを張り、神輿、山車の飾りつけを完成しなければならない。1番手がかかるのはテント張りである。7月29日に1度設置と撤収を試みて、要領を心得ていたので、作業は順調に進んだ。終わってみると、古いテントを張る時間の数分の一という早さだった。
次は、山車の飾りつけである。まず、神輿小屋から山車が出された。山車と言っても。小さな町内会の山車は可愛く小さい。この山車も既に65年を超える歴史を積んでおり、町内の多くの人の思いを刻んでいる。老朽化が進んでいると思えるが、今年も現役を務めることになっている。
長い歴史を刻んできた山車
4本の柱が立てられ、天井になる簾が乗せられた。「寸法が短くないかぁ」との声が出て来た。用意された簾が2枚あったので、もう1枚と交換してみた。それでも、少々短げである。昨年もこのぐらいだったのでは、記憶と現実が一致しない。
山車の飾りつけ作業
簾の次は、提灯の設置である。昨年は一回り小さい提灯を付けてしまい、盆踊りの際、電球の熱で燃えないか心配だった。その反省を踏まえ、もとの提灯を取り付けた。山車の太鼓をのせるのだが、この固定が難しい。また、引き綱を固定するのも難しい。長年、この作業を一手に引き受けてくれていたHさんが高齢化のため昨年からこの作業が出来なくなってしまった。昨年、他に出来る人がいなかったので、非常に困った。過去の写真を見ながら何人かで試みたことが思い出される。今年は、その体験が生きたが、やはり、迷うことがあった。
太鼓と引き綱が固定される
境内で、準備と御霊入れが行われている間、女性部の人は夜店の準備を行っていた。自宅で、焼き鳥などの下ごしらえをする人、足りないものの買い物へ出かける人等、表面に見えてこない活動が行われていた。
昼近くになると、注文して置いた昼食が届いたので、皆さんで休憩をとりながら腹ごしらえをした。暑い中での作業なので、皆さんの表情には疲れが見えている。冷たいものが喉を潤すと、生き還ったようになった。それでも直ぐ暑さを感じてしまう。
昼食をとり、休息する
昼食後、夜店とトイレの電気配線を行った。事前準備では、ここまでは手が行き届かなかった。電気コードは直ぐに見つかったが、いままでどのように張ったか、記憶に残っていない。手元にある写真を見たが、ここだけの写真が残っていなかった。「棒を立てて張ったらしい」と誰かが思い出した。その声と同時に作業をしていた人に記憶が戻って来たようだ。本殿から電源を引き、点灯する手はずが出来た。もう一方の夜店の方も同時に作業が進められ、此方も点灯するようになった。
夜店の電気配線作業
電気が点灯するようになった
4時半近くになると、夜店を手伝ってくれる女性部の人が次々と集まってきて、作業に取り掛かり始めた。
焼きそば、焼き鳥の機器とガスボンベがホースで接続され、火がつけられるようになった。フランクフルトを焼く機器に電源が入った。ゲームコーナーも準備が進められている。夕方になっても、境内は昼間と変わらず、熱気がこもっている。ガスや電気の熱が追い打ちをかけ、暑さが増してきた。
夜店の準備
夜店に人が集まり始めた
撮影:8月5日
記 平成29年8月7日(月)