公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

保健推進委員会主催ウオーキング

613日(火)
 
 今日は、久しぶりに保健推進委員会主催のウオーキングが予定されている。ところが、空を見ると、曇り空で、若しかしたら雨が降るかも知れない不安定な天気である。
 無事であることを期待し、集合場所へ出かけた。集合時刻よりやや早かったせいか、集まっている人は少なかった。改札口前で参加者が来るのを待っていると、多くの人が行き交い蒸してきて、自然と汗が滲んできた。集合時刻近くなると、参加者が増えてきた。一人二人と数えていくと、何時もより多い。30人は超えたようだ。JRから地下鉄に乗り換え、仲町台駅へ来た。
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 出発式

 ここが出発点になっている。いつもはここから北側へ向かっていくのだが、今日は 川のアジサイを見ることが目的になっているので南へ向かって行った。最初は街の中の平地を進んで行ったが、前方に見える高台へ上って行った。上へ来ると、視野が開け、「ここが街の中」と思える景色が展開してきた。ひろびろとした畑が続いている。町の中で生活していると、こういう景色を見ることは滅多にない。目は自然と遠方へ焦点を結ぶようになる。視野が広くなると、人の気持ちも大らかになり、せせこましさが姿を消してくる。綺麗に整地された畑の土を見ると、細かい砂を集めたように見える。雑草の姿が何処を見てもない。何が植えられているのだろうか、何の芽も出ていないところを見ると、これから何かが植えられるのかもしれない。それにしても、こんなにきれいに整地するのは大変な事だっただろうと思う。
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 整地された畑

 狭い農道を農家の人が運転する軽四輪が来た。我々が端によると、農家の人は反対側の端へ車を寄せた。傍から見ると、軽四輪のタイヤが路面を外れようとしていた。我々一行の様子を見て、農家の人は我々が歩きやすいように車を端へ寄せたことが分かる。都会の町の中では考えられない、他人を思う心を感じさせられた。道が下りになると、右側にクリの樹が見えてきた。ここは畑の中である。クリの樹と言えば、山や藪を思い浮かべる。まさか畑の中に出現するとは予想していなかった。一行の足踏みは速かったが、急いでクリの花の写真を撮った。急いで撮ったが、雌花と雄花が撮影されていた。偶然にも、花枝の基に雌花が2つある写真が撮れていた。
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畑の中にあるクリの樹

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 クリの雄花と雌花

 畑のあった山を越えると、再び街の中に入った。町の中と言っても、ここは道が広く、農道を兼ねた道である。広い通りを、新鮮な空気を吸いながら、一行は会話が弾んでいるようだ。久しぶりの再会なので、積もった話もあるようだ。来るときは危ぶまれた天気だったが、日が照り付けてきて暑くなってきた。喉も乾いてくる。歩きながら、のどを潤す人もいる。
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 話しながら進む一行

 「ここからがアジサイが見えます」と説明があった。細い大熊川に沿った土手にアジサイかくまなく植えられている。コンクリートの土手が先につくられ、その隙間に、後になってアジサイが植えられたことが分かる。株が大きくなったアジサイにはちょっと窮屈なようだ。昨年の、写真を見ると、青々としたアジサイが所狭しと咲いている。ところが、今見ているアジサイは花が少なく元気がないように見える。写真の日にちを見ると、今日は1週間早い。1週間早いとこんなにも違うのだろうか。
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 アジサイ:花は疎らである

 ここはよく咲いている。このアジサイガクアジサイである。やはり沢山咲いている光景を見ていると、気持ちがいいし、暑さを感じさせない。出発時に配布された飴を口に入れてみた。口の中がとろりとする甘味で満たされた。汗ばんだ嫌な気持ちが何処かへ飛んで行った。
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土手に咲くガクアジサイ

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 アジサイが続く中にネズミモチの樹があり、沢山の花を咲かせていた。日除けになるので、ここで一休みする人もいる。
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 アジサイの見学を終わり、再び町の中へ入ってきた。町の中へ入ると、信号が目に付く。今まで休憩以外は止まることがなかったが、ここでは否でも足を止められてしまった。歩き続けた足は、速く青になってくれないだろうかとせがんでいる。青になり足早に渡り始めると、信号は直ぐに赤になって仕舞った。一行は中央分離帯に置き去りされてしまった。これがせかせかした都会の生活なのだろうか。アジサイを見学していときののんびりさが羨ましい。
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 信号待ちする一行

 公園へ出た。左側には都筑生態園がある。公園の名前を知らなかったが、茅ケ崎公園というらしい。ここでトイレ休憩をとった。大きな樹があり日陰をつくってくれている。一行はめいめい樹の下に腰掛け休息を取り、水分を補給した。前方は坂になり、草原が伸びている。ここの草原には四季に渡りいいろいろな草花が出現してくる。下へ下りてみると、近くの幼稚園の園児が数人いて、おもしろそうな遊びをしていた。さらに下には池があり、その脇にはミズキやコナラ、イヌシデの樹などが茂っている。
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 休息する一行

 以前のウオーキングで通った道に出た。左側に水路があり、左右に大きな樹が茂っているのでここは涼しい。この道はセキレイの道というらしい。ランニングをする人、ウオーキングをする人、自転車で通る人と色々な人が緑を楽しんでいる。
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 セキレイの道を行く一行

撮影:612
 
  記  平成29612日(月)