公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

磁石掲示板の自作

1224日(土)
 
 町の中の掲示板を見ると、戸のついていないものが多い。戸がないと強い風が吹いたり、雨が降ったりすると、忽ち掲示物は飛んで行ってしまい、折角のお知らせなどが役目を果たさなくなってしまう。そこへ行くと、戸がある掲示板はそのような心配がない。
 町内の掲示坂は、数年前、思い切って戸を整備したので、掲示物が紛失する心配は無くなり、見てくれれば、掲示物の意図が町内の人に伝わることになった。
イメージ 1
戸を整備する前の掲示

イメージ 2
 戸を整備した後の掲示

 ところが、最近、1つの欠点が生まれてきた。年数がたった掲示板は、画びょうで止める板が堅くなってくる。そのため、画びょうを止めたり、外したりするのに指の力が以前より必要になる。また、頭が取れた画びょうが突き刺さったままになるケースも生まれてきた。「なんとかならないものだろうか・・・」と思い悩むようになった。
 隣の町会では、画びょうの代わり、磁石で止めるようにしたと聞いた。市販の掲示坂のカタログを見ると、確かに磁石を用いる掲示板が販売されている。新設したり、購入することは、資金があれば問題がないが、町会にはそのような余裕がない。
 そこで思案をめぐらすことになった。「板の上に鉄板を貼ればいい」と思い付く。しかし、この方法だと、素人には難しい作業になる。「他の方法はないものだろうか・・・」と元へ戻ってしまった。
 思案すると、掲示物を磁石で貼り付けるのには、板全面が鉄板である必要がなく、磁石を貼り付けるところだけに鉄板があればいい。こう思いつくと、先が見えてきた。掲示板の板に固定するのは磁石と鉄板のどちらがいいか考えた。小さく、薄い鉄板は市販されていないように見受けるが、薄い板状の磁石は市販されている。
 1か所に薄い板状の磁石を2枚使うことで実験して見ると、パンフレットを固定することは可能だが、磁力が弱く、作業に手間がかかることが分かった。
 薄い鉄板があれば、磁力の強い円盤型の磁石が市販されている。そこで、薄い鉄板になりそうなものをホームセンターで探すことになった。頭には長方形あるいは円形の鉄板があったが、そのようなものは見つからなかった。そうこうして見ているうち、ワッシャーに目が止まった。これなら何とかなるのではと思った。
イメージ 3
目にとまったワッシャー

 ワッシャーと円形磁石、両面テープを購入して実験的に試みることにした。まず、両面テープを伸ばし、そこにワッシャーを1つずつ貼り付けた。これを20枚ぐらい用意し、掲示板のへ行き実験してみた。両面テープを貼り付けたワッシャーを磁石で固定する位置に1枚ずつ貼り付けた。4枚貼ったところで、1枚のパンフレットを固定してみた。パンフレットは固定され、大丈夫そうなことが分かった。続いて同じ作業を続け、ワッシャーの数を増やし、次々とパンフレットを固定した。戸を閉めて見てみると、様になっている。気がかりなのは、磁石の寿命になる。日中に放置されていてどのくらい持つだろうか。
イメージ 4
両面テープにワッシャーを貼る

イメージ 5
掲示板にワッシャー貼る

イメージ 6
貼り付けたワッシャー

イメージ 7
円形磁石でパンフレットを固定する:完成
 
撮影:1222日他
 
  記  平成281222日(木)