公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

保健推進委員会主催 ウォーキング 2

1116日(水)
 
 せせらぎが現れてきた。水の流れはなぜか人の気持ちを癒してくれる。せせらぎに沿って進んで行くと池に出た。池には何人かの釣り人がいる。「何が釣れるかなぁ」と想像してみる。池を見ると、1羽のアオサギが小屋の屋根に乗っている姿が見える。皆の目は池の中央へ向き始めた。アップ写真を撮ろうと準備をしていると、アオサギは動き出した。まさか飛び立たないだろうと急いだ。何とか1枚撮影することが出来た。
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 せせらぎ沿いを進む

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徳生池:アオサギがいる

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 池の周りの樹々も紅葉を始めている。遠くからは何の樹木か、判定ができないが、ケヤキ、サクラが多いと思える。大きなラクウショウ(ヌマスギ)が見える。これメタセコイアにそっくりな樹である。小さな葉が互生していれば、ラクウショウ(ヌマスギ)になり、対生ならば、メタセコイアになる。
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 ラクウショウ(ヌマスギ)

 サクラとケヤキが紅葉する広場へ出てきた。訪れている人が少なく、静かな佇まいをしている。紅葉の進み具合を見ながら進んでいると、カクレミノの樹が目についてきた。1本、2本ならどこの公園にも見られるが、ここでは何本も続いていた。しかも、この葉が黄葉を始めている。緑の中の黄色が綺麗に映る。
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ケヤキやサクラの紅葉

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 カクレミノ

 再び真っ赤に染まったカエデが見えてきた。先程と同じ歓声が聞こえて来た。無意識のうちに発せられる声である。このカエデだけを見ていると、「紅葉が真っ盛り」と錯覚する。
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赤に染まったカエデ

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左:カエデ  右:サクラ
 
 黄緑色に染まった樹が見えてきた。今まで見てきた紅葉、黄葉と少し違う。近くにより葉を確認した。この葉はエノキになる。幹を見た時は「ムクノキか」と思えたが、葉が非対称で、葉脈が鋸歯まで届いていない。この特徴だとエノキになる。
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エノキ

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 エノキの葉

 先に行った皆の目が右側の土手に向いている。「あの白い花は何だろうか」が皆の疑問である。「確認して来る」と近づいて行った人が現れた。先日、別の公園で同じような花を見てきているので、「おそらく、あの樹はフユサクラだろう」と思った。見てきた人の話によると、いつも見るサクラの花より小さいとのことだった。八重になっていたら、ジュウガツザクラになるが、一重なら、やはりフユザクラになる。
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 フユザクラ
つづく
 
撮影:1114
 
  記 平成281114日(月)