公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

高齢者福祉交流会

1114日(月)
 
 11月13日、ぽかぽかした暖かい日になった。正しく小春日和である。今日は地区センターで、高齢者福祉交流会が行われる。天気に恵まれてよかった。
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 9時、地区センターでは準備が行われていた。いつもの通り、卓球台を並べ、テーブルの代わりにする。卓球台が運び込まれ、セットされた。この上にシートを敷く。毎回のことだが、この作業は3人ぐらいでやらなければ上手くいかない。シートを押さえる人、伸ばす人、カットする人と分担する。広げられたら、テープで止めていく。これにも順序がある。シートを敷く人がいれば、椅子を運ぶ人がいる。椅子は100脚以上出して並べる。これらの作業をするのが高齢者ばかりで、大変な作業である。4脚持てる人、2脚しか持てない人・・・と色々いる。
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準備風景

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 準備風景

 テーブルをつくる作業をしていると、今日演奏してくれるグループがリハーサルを始め出した。「がたごと、がたごと」と椅子や物を運んでいた会場に気持ちいい音色が響いてきた。懐かしいメロディー、歌声が聞こえてくる。作業に飽き始めたころだったので、皆さんの顔に潤いが見られてきた。リハーサルを聴きながらの 作業は退屈にならない。
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 リハーサル

 業者が、食べ物、飲みものを持ってきてくれた。最初に乾きものを各テーブルに配る。5種類ほどのものが配られた。今度は、この乾きものの封を切り、皿に配膳することになる。最近のプラスチックの袋は鋏がないとなかなか切れない。高齢者には大変不自由になっている。弁当が届いた。今日参加する人に一人一人配る。テーブルに人数が書かれているが、数を確認しなければならない。記念品が配れた。
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 配膳を終えたテーブル

 一通り準備が出来たので、皆さんホッとした。時計を見ると、開演まで、まだ1時間ある。会場ではリハーサルが続いている。作業を終えた人は、近くの椅子に座り、リハーサルから流れてくる楽器の音色、歌声を聴いた。懐かしい曲に聴き入っていた。。
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 懐かしい曲に聴き入いる人

 11時近くになると、各町内から今日の参加者が集まってきた。町会長さんは、自分の町会の参加者が見えたら、席へ案内することになっている。参加者は受付を済まし、次々と各自の町会の席へ移動していった。
 司会者のアナウンスが会場に響いた。いよいよ開演になる。社会福祉協議会会長の挨拶、区長の挨拶と進み、今日の来賓の皆様が紹介された。
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 社会福祉協議会会長の挨拶

 第1部が始まった。「オカリナアンサンブル心音・オカリナカモメ」の皆さんである。このグループは鶴見区神奈川区を活動拠点としているという。オカリナの音が会場に響き渡った。透き通った気持のいい音である。自然にこの音色に引き込まれていく。「オカリナ」と聞いたとき、小さい楽器と思っていたら、幾つか種類があった。大きいオカリナはテノールで、小さいオカリナがソプラノであると2種類を紹介してくれた。この2種類を駆使して懐かしい曲を次々と披露してくれた。リーダーの人が皆さんも一緒に唄いましょうと声をかけてくれたので、会場が歌声で響いてきた。今日の出席者を対象に選曲されていて、どの歌も皆さんに思い出深い曲だったので、自然と口ずさむようになった。オープニングの「津軽海峡・冬景色」が始まりエンディングの「ああ人生に涙あり水戸黄門~」まで、あっという間に時間が過ぎてしまった。
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オカリナアンサンブル心音・オカリナカモメ
      
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            大きい: テノール                  小さい:ソプラノ

 つづいて、「横浜ピッコロ」さんの歌唱演奏が始まった。このグループの演奏は昨年に続き2度目となる。昨年好評だったので、再度出演を依頼した経緯がある。リハーサル時から愕いていたが、声量が素晴らしい。肉声が聴けるので、なお更である。このグループには男の人が1人だが、この人の声がよく響く。このグループも今日の参加者にあった選曲をしてくれていた。「シャボン玉」の歌から始まり、最後は「上を向いて歩こう」でしめくくられた。演奏者の皆さんの歌声に混じり、参加者も一緒になって唄った。
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 横浜ピッコロ
 
 2つのグループとともに懐かしい歌を何曲唄ったことだろうか。普段、このような歌を唄いたいと心に思っていても、唄うことはないと思う。今日は、恥ずかしさを忘れ皆さん大きな声を出し、過去を懐かしく思い浮かべたことだろう。出演者の皆さんありがとうございました。
 第2部は会食・懇親会になった。乾杯に入ったが、先程の余韻がまだ残っている。乾きものを食べながら、のどを潤した。隣近所で、懐かしい話や、時の話題など様々な会話が弾んだ。近くにいても、日頃は中々会えないこともあり、他の町会の人へ挨拶に出向く人も出てきた。健康であることを確かめ合っているグループも見える。
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 乾杯

 そのうち、司会者の方から、「抽選会をはじめます」との声が発せられた。前のテーブルには、1等から4等と、特別賞の賞品が用意されている。社会福祉評議会の会長さんがくじを引き、司会者によって発表された。くじは4等から引かれ、当たった人にはそれぞれ賞品が届けられた。くじが発表される度に歓声が沸く、和やかな雰囲気で抽選会が続けられた。
 2時近く、楽しい高齢者交流会が終わりに近づいた。閉会の言葉の後、参加者は懐かしい歌声の思い出をお土産に、一人一人会場をあとにした。「来年も元気な姿で会いましょう」との合言葉が心に響いているようだった。
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抽選会の賞品

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抽選会風景
 
撮影:1113

  記  平成281113日(日)