公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

地区防災研修会

1028日(金)


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防災センター

 1023日(日)、防災センターで、地区防災研修会が行われた。新しく改築された防災センターの施設を見学するのが主な内容である。
 防災センターへ着くと、先日湊まつりの会場となった広場は改修工事が行われていて、入ることが出来なかった。防災センターはその広場の奥にある。湊まつりの際、防災センターの中を一応見学しているが、中の施設を具体的に体験するのは初めてになる。入口へ近づくと、他の地区の団体さんが一足先に受付へ進んでいた。入口へ着くと、我々の地区の担当者が見え、案内をしてくれた。先客が前へ進むまで、展示コーナーで待機することになった。
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 展示コーナー

 最初に案内されたのは地震シミュレーターコーナーである。ここでは、過去の大きな地震の揺れを体験できる。スクリーンには地震時の背景が放映されるので、目と体の実体験になる。阪神・淡路大震災関東大震災、東北大震災などの実体験が出来た。震度7の揺れがどれくらいのものか。気象庁の資料によると、「立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある」とある。
 文章で理解することと実体験は全然違う。更に、実際と実体験はさらに違うと思う。東北大震災の揺れをを市内で経験しているが、怖さ、恐ろしさが先に立ち、どうすることも出来なかった記憶が残っている。いま実際に近い揺れを体験したが、怖さ、恐ろしさが除かれているので、「この程度の揺れなのか」と思うが、それでもしっかり手すりにつかまっていないと飛ばされそうだった。否、飛ばされたでしょう。このような揺れだと、揺れが治まってもしばらくは茫然となって、動くことは出来ないと思われる。
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地震シミュレーターコーナー

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 地震シミュレーターコーナー

 次は、火災シミュレーターコーナーである。ここでは消火器の扱い方の体験をする。我々の町内でも、この訓練は毎年行っているが、ここでは、多くの人が体験できるように、コンピューターを使った映像方式を取り入れている。奥の画面に炊事用の火が燃え上がっている。その火を消火器で消す体験である。消火器のロックを抜き、ホースを取り出し、ホースの先を火へ向け消火する。ホースの先が正しく火へ向いていないと火が消えない仕組みになっている。
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 火災シミュレーターコーナー

 同じコーナーに煙霧体験がある。ここでは、火災時に出てくる煙霧の中を避難する訓練である。煙霧と言っても、訓練用の煙霧なので、毒性がないので、怖さがない。それでも、短い距離を避難して進むのだが、煙霧に取り囲まれると方向が分からなくなってしまう。今日はライトで照らされていたので、難なく、出口へ来られたが、実際は暗闇の中になる。壁などを伝わりながら進まないととても避難は難しい。
 最後に、減災トレーニングルームへ案内された。地震などの災害が起きた時の対処について体験する訓練である。
 防災用具が備えられている一般家庭を模した部屋にいると、テレビから災害情報が流れてきた。その情報に基づいて避難することになっていたが、皆さんは、案内者の説明が理解できず、ここで何をするのか分からなかった。テレビ画面にいろいろな警報が出てきていることから、防災用具を使い、避難することと分かり、数人がライト、ヘルメット、携帯ラジオの操作を始めた。そのうち明かりが消えたので、皆さんは避難を開始した。
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 レーニングルームの様子

 始めての見学で、戸惑いながらの体験だったが、非常にいい経験が出来たと思っている。特に、地震シミュレーターコーナーの体験では、こんなに大きな揺れになるのかと吃驚させられた。この揺れが来たら、どんな建物でも耐えられそうもない気がする。そうゆう大きな災害がいつ起こるか分からない。そのためには、色々な備えをしておかなければならないことを強く感じた。
 
撮影:1023
 
  記 平成281024日(月)