公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウォーキング 篠原八幡神社、菊名池、白幡池

1027日(木)
 
 1018日(火)、保健活動推進委員会主催のウォーキングが行われた。本来は前日に行われることになっていたが、雨のため今日に延期になった。コースは新横浜から篠原池までの予定である。
 前日とは打って変わって、晴天となった。風がなく、日向に出ると、夏の暑さが戻ったようで、汗が滲んできた。新横浜へ集合した時、予定が変更されたせいか、今日の参加者は少なかった。しかし、参加者はみんな元気そうだった。「今日は参加者が少ないが、元気に行きましょう」との合言葉で、出発した。
 駅の前にある丘を登り始めた。樹々が茂っているが、暑いので、汗が滲んでくる。上の方へ来ると、畑があるが、放置されている。細い道がくねくねと続いている。ここは昔からの道と考えられる。少し進むと、新築の住宅街が現れた。「ここの丘も開発が進み出したか」と思った。
 右側に一際大きな建物が見えた。生徒が増え出した時に新設された中学校である。この学校が出来た時、周りは樹々に覆われた場所であったが、環境が全く変わってしまっている。高層ビルそのものはないが、一戸建ての住宅街になっている。道は相変わらず、くねくねしていて細い。
 篠原八幡神社へ着いた。この神社は、ここの丘の頂上にあるようだ。境内に創建八百年記念碑が立てられていた。「遠い昔にこの神社建てられたのか」としみじみ思った。
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篠原八幡神社の石碑
 
 神社の参門近くに大きなケヤキの樹があった。この大きな樹を見た時、樹皮の剝げ方からムクノキに思えたが、葉を確認すると、ケヤキであった。神社仏閣には大きな樹があるというが、この樹も此処の神社の御神木と言われているかも知れない。
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 神社を出ると広い道に出た。もうここは普通の町の中になっている。道路沿いは一戸建てが多い。長閑で、日当たりがいい点は羨ましいばかりである。「買い物はどうかなぁ」と要らぬことを考えてしまう。
  富士塚二丁目公園へ着いた。皆さん大分歩いたので、疲れている。暑かったので、水も補給しなくてはならない。丁度ベンチがあったので、皆さん腰を下ろし休息をとった。小さな公園だが、人通りがなく、大きな音も聞こえてこない。ベンチ付近を見ると、赤い実が落ちている。後ろを振り返ると、モッコクの果実が口を開けている。ここからこぼれたモッコクの果実と分かった。公園内を見渡すと、ここに植えられている樹はほとんどがモッコクだった。
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 モッコクの果実

 公園を出ると、脇道へ入って行った。この道は車が通れない。入り組んだ路地である。道沿いに家がぎっしり建てられている。何か人の家の庭を通っているように思えた。そのうち菊名池へ出た。
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 菊名池入り口

 水辺の景色を見ると、町の中から一歩遠ざかったようで、何故か気持ちが落ち着く。池の縁にはセイタカアワダチソウやススキが茂っている。ススキは赤褐色に色づいている。池の大半を埋めているのはスイレンのように見えたが、よく見るとコウホネのようである。池の中央に浮島のようなものがあるのか、そこにヨシが茂っている。水と植物を見ていると、時間を忘れる。
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 コウホネとヨシ

 菊名池から次の見学地白幡池を目指した。小さな商店街を抜けると、再び住宅街へ入った。道がくねくねしている。大きな家や、豪華な家が見られる。この辺りは高級住宅街のように見える。しばらく進むと、線路が見え、見覚えのある景色が現れた。東急線と分かる。線路沿いの道を進んで行くと白幡池への入り口へ通じる。目的地が近づいたので、皆さん疲れから解放されたようだ。
 白幡池へ着くと、釣りをしている人が何人かいた。ヘラブナが釣れると話していた。ここへは何度か来ているが、何時も釣り人がいる。水面を見ると、スイレンの円形の葉が浮いている。先日、ここへ来た人がスイレンの花が咲いていたというので、皆で花を探した。すると、たった1輪の花が咲いていた。ピンク色をしている。スイレンの向こうにカモがいた。写真を撮って見直すと、カルガモのようだ。
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白幡池とスイレン

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 池を見た後、奥の篠原園へ入った。ここにベンチがあったので、休憩をとった。新横浜から歩き始め、けっこう歩いたことになる。今までで、一番長い距離歩いた気がする。しばらく休んだ後、ここから白楽まで行き、解散することになっている。ゆっくり休んだこともあり、皆さん元気を取り戻した。この後、このまま皆さんで2㎞先まで歩いて行った。

撮影:1018

  記  平成281018日(火)