平成28年度 神奈川区自治会町内会長区連研修会
7月18日(月)
7月16日(土)、16時30分から町会長研修会が行われた。第1部では、区役所の方からCS-upプログラ(町内プロジェクト)の取り組みについて2点の提案があった。1つ目は、神奈川区役所で実践した事例の紹介、2つ目は地域と連携した加入促進である。第2部では6つの連合町内会の活動の様子が紹介された。
第1部(CS-upプログラ(町内プロジェクト)の取り組みについて)
1. 神奈川区役所で実践した事例の紹介
流れ
区役所が抱える課題の整理
テーマの設定
自治会・町内会に対するイメージの把握
課題解決策のアイディアの捻出
課題解決策の整理
ターゲットの絞り込み(区役所チーム、地域チームの2方向で取り組んでいく)
区役所チーム取組結果
1.自治会町内会加入を勧める横断幕の作成と受付ボックスの設置
2.加入啓発チラシ、啓発のぼりの作成
3.庁内モニター用のCM作成
地域チーム
大学生へ向けたアプローチ
1.大学在学期間に自治会町内会には行ってもらう仕組み作りが必要
多摩地区の例の紹介、神奈川大学との連動の模索
2-1.大学祭とコラボ
神大フェスタでのPR
2-2.大学生活と地域活動のマッチング
①特技・趣味を地域活動への活用
②大学のゼミや学科との連携
3.区役所がジモトと大学をつなぎます
親子を対象とした加入促進・・・2つの提案
・親子向け・・・学校開放等利用団体との活動
・小学生向け・・・地域を学ぶ
実施内容の例等様々な内容について区役者の地域振興課の方から説明があった。プランの中には既に実施に移されているものもあるとのこと、このプランを聞き、区役所の方も色々知恵を絞り、検討されていることが伺えた。後は、地域と区役所がどの様に連携して実践していくかにかかっている。
第2部(連合町内会の活動の様子の紹介)
六角橋地区
神大寺地区
住宅地と緑地や畑の混在した地域です。防犯活動を重点的に行っています。その結果、犯罪件数が大幅に減りました。高齢者の食事会、小中学生向けに中津川への川遊び体験などを実施しています。神大寺地区には神大寺音頭があり、盆踊りなどで披露されています。
片倉地区
公園や畑など緑豊かで、交通の便がよく、大型マンションが増えています。春の「片倉一周歩こう会」では、目印やクイズなどがあり、参加者を応援しています。最大のイベントは夏の盆踊り大会で、練習会には舞踊家の先生を招きます。
菅田地区
大部分が市街化調整地区域に指定され、農地や緑地が広がっています。スポーツが盛んで、ペタンク大会、マラソン大会、運動会、バレーボール大会などのイベントが行われています。「菅田の昔を語る会」を立ち上げ、周辺地域の昔を探ってみることにしました。
羽沢地区
丘陵地に広がる広いキャベツ畑が印象的な地域です。面積が広いので、南北の2つに分けてそれぞれで行事を行うことが多い。一大イベント「ふれあって羽沢」は、羽沢小学校、四十軒広場を会場に演芸、吹奏楽演奏、模擬店などで賑わいます。新たな取り組みとして、「ゴミ出しマナー向上&清掃活動推進キャンペーン」を実施しました。
三枚地区
森と畑が残る環境で、ベッドタウンと発展している。子育て世帯が多く、防犯活動に力を入れている。運動会や秋祭り、ボーリング大会などの行事を通して、ご近所とのつながりを深めている。
どの連合でも、楽しく活発に活動している様子が伺えました。今回は、神奈川区でも比較的緑が多く、自然が豊かな地域の発表でした。新駅が出来ると、環境ががらりと変わります。
六角橋地区の発表の出だしにあった。「市電が走っていたころの懐かしいレトロの雰囲気」という言葉が強く印象に残りました。もう地域の8割方の人は、この記憶がないものと推測されます。また、菅田地区の「菅田の昔を語る会」からは、激しく変わろうとしている地域の保存の叫びが聴こえてきます。
撮影:7月16日
記 平成28年7月16日(土)