公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オニユリが咲く

717日(日)
 
  空が曇ってきた。天気予報によると今日は雨が降るという。何か当たってきそうになってきたが、公園にオニユリが咲き始めたので、その写真だけと撮っておこうと出かけた。パラパラと何かが顔に当たった。「雨だ」家を出て数分で降り出すとは思わなかった。公園は直ぐそこなので、小降りなら大丈夫だとそのまま公園へ向かった。
 オニユリは大分咲いていた。雨に打たれ、首を垂れている。雨に打たれなくても花は横向きに付けるので、一層梅雨時の趣が出ていた。綺麗な大型の花だが、数日で散ってしまう。小花の花粉が手や衣服に付くとなかなか落ちなくなる。また、花茎には黒いムカゴが沢山付くようになる。見ていると豪華さはもちろんのこと、夏の風物さを感じてくる。
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 イヌホウズキに果実が出来ていた。イヌホウズキの花はワルナスビの花によく似ている。大きさを比べればイヌホウズキの方が大分小さいので、違いが分かる。別のところでワルナビの花を見ていたので、イヌホウズキも咲き出していると思っていたが、公園のイヌホウズキが花をつけたことを見過ごしていた。
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 これはコセンダングサになるのだろうか。コセンダングサ、シロノセンダングサアメリカセンダングサはよく似ている。花が咲けば凡そ分かるようになったが、花がないと識別が難しい。今盛んに出てきているので、特徴を掴んでおこうと思う。直ぐ隣のヒメムカシヨモギが大分大きくなってきた。大きいものを抜き、数日見ていないとまた別のが大きくなっている。今公園の花壇には、コノセンダングサ、ヒメムカシヨモギが所狭しと占有している。
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 ヒメムカシヨモギコセンダングサ

 クスノキの小株が随分大きくなってきた。クスノキがここに芽生えてから12年しかたっていないと思うが、成長の早さに驚かされる。大きくなったクスノキは立派な姿に見えるが、この様に公園の垣根を乗り越えているところを見ると、けっこう獰猛な樹木の様に見える。このような勢いのある樹と、神社の境内などにある厳かな樹が、同じ樹とは思えてこない。
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 クスノキの小株

撮影:715

  記  平成28712日(火)