大倉山梅園内のシャガ
4月25日(月)
水再生センターの横を通り、綱島街道へ出た。ツツジとサツキの植込みがある。特にサツキの赤い花へ目が惹きつけられた。「綺麗だ」と皆の声が聞えた。ここはどこかと門を見ると、港北土木事務所の表札があった。道理で綺麗に整備されていると思った。
ツツジとサツキ
綱島街道にはサクラの並木が続いている。花の時期だったら、綺麗なサクラのトンネルを通っていることだろう。花のないのを惜しみながら進んで行った。
サクラの並木
先程ホオノキを通り過ぎたが、今度は似た葉をしたトチノキがある。花芽があるだろうかと覗くと、葉の間に花芽が見えた。小さいの、大きいのが沢山かたまって膨らんでいた。
トチノキの蕾
細いバス通りを貫け、大倉山梅園へ着いた。入り口の右側に青紫色のムラサキハナナが群生していた。最近この花の名前にショカツサイという名前を聞くが、本当はどちらが正しいのだろうか。ちょっと調べたところ、「オオアラセイトウ」という名前もあることが分かった。「オオアラセイトウ」は牧野さんが付けた名前で、この呼び方が正しいという説がある。
ムラサキハナナ
池の畔にシダレウメがある。「花時はこのウメが綺麗だ」とのことを聞いた。池と休憩所それにウメの花を合わせると、綺麗な光景が浮かび上がってくるようだ。
シダレウメ
広い梅園には沢山の種類のウメの樹がある。1つ1つの名前を知りたいが、花時でないので、違いを知ることが出来ない。枝を見ると、既に楕円形に膨らんだ果実がついている。
梅園
ウメの果実
梅園を出ようとした時、下の斜面にシャガの大きな群生が見られた。実に見事である。その数幾つあるのだろうか。小さな群生地は一寸した山の入り口などにあるが、これほど大きくはない。十分に手入れをしてきた結果だろうと思われる。
シャガ
最後の休憩地大倉山記念館へ着いた。大きな樹が沢山茂り、閑静な雰囲気である。日陰に白色のシャクナゲがひっそり咲き、静寂さを醸し出している。記念館の前庭には黄色と赤のチューリップが華やかに咲き、静寂さの中に明るさをつくり出していた。皆さんの目が暫くチューリップにくぎ付けにされた。
チューリップ
記念館の横に大きな樹がある。何の樹か調べると、イヌガヤであった。広い庭はマツやクスノキの大木が並び、それぞれが沢山の葉をつけ、静かな佇まいになっている。静かな環境へ入ると、からだも心も芯から改善された気持ちになる。
イヌガヤ
アカマツなど
2時間ぐらいのウォーキングだったが騒音と狭い空間を離れ、のびのびとからだを動かし、からだはもちろんのこと、精神と目の保養になった。限りない成果があったことと思う。
撮影:4月20日
記 平成28年4月22日(金)