公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハナミズキが満開、ヤセウツボを見る

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 大きな樹が見えてきた。ケヤキかエノキと思われる。幹を簡単に見て、エノキではないかと決めてしまった。しかし写真を見ると、「確かかなぁ」と思えてきた。もっと近づいて見ておけばよかった。
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 ケヤキか、エノキか

 土手の草の中に、真っすぐ立ち、褐色を帯びた草本が頻繁に現れてきた。最初は、何かが枯れたものではないかと、通り過ぎていたが、見知らぬものなので、手に取ってみた。すると、枯れたものではないようで、花のようなものがついていた。後で調べると、ヤセウツボということが分かった。葉がないので、何なのかと思っていると、この植物はシロツメクサなどのマメ科植物に寄生しているという。葉がない訳が分かった。
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 ヤセウツボ

 この小さな黄色花もよく見かけるが、「毎回、花の名前は、何だったかなぁ」と振出しに戻ってしまう。まず、ウマゴヤシ、ミヤコグサが頭に浮かんでくる。何方もマメ科なので花のつくりが似ている。しかし、この2とも1か所に付く花の数が少ない。さらに調べていくと、コメツブツメクサとコメツブウマゴヤシが出てくる。コメツブツメクサはマメ科シャジクソウ属、コメツブウマゴヤシはマメ科ウマゴヤシ属と属が違うが、花の外観はよく似ている。
 どこが違うのか、調べて見ると、葉の毛の有無、花の形が微妙に違うらしいことが分かって来た。この小さい黄色い花はコメツブウマゴヤシになるようだ。
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コメツブウマゴヤ

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 コメツブウマゴヤシの花

 ここから河川の土手を離れ、綱島街道へ出る道をとった。右へ曲がると左にピンクのハナミズキ、右に白色のハナミズキが現れてきた。今が旬の花で、一行の足が止まった。
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ピンクのハナミズキ

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 白色のハナミズキ

 太尾公園に入り、休憩をとった。緑の樹々の中を通り、川の流れと土手の草花を見て、からだと精神が随分癒された。多少汗が滲んだが、皆さんの顔にはどことなく満足感が伺える。
 公園にはいくつかの樹々が緑をつくっていた。ハナミズキ、コブシ、ヤマモモ、イヌシデ、ヤマボウシサンゴジュなどを見ることが出来る。
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サンゴジュ
 
撮影:420

  記  平成28422()