ハナミズキが満開、ヤセウツボを見る
4月24日(日)
大きな樹が見えてきた。ケヤキかエノキと思われる。幹を簡単に見て、エノキではないかと決めてしまった。しかし写真を見ると、「確かかなぁ」と思えてきた。もっと近づいて見ておけばよかった。
ケヤキか、エノキか
土手の草の中に、真っすぐ立ち、褐色を帯びた草本が頻繁に現れてきた。最初は、何かが枯れたものではないかと、通り過ぎていたが、見知らぬものなので、手に取ってみた。すると、枯れたものではないようで、花のようなものがついていた。後で調べると、ヤセウツボということが分かった。葉がないので、何なのかと思っていると、この植物はシロツメクサなどのマメ科植物に寄生しているという。葉がない訳が分かった。
ヤセウツボ
この小さな黄色花もよく見かけるが、「毎回、花の名前は、何だったかなぁ」と振出しに戻ってしまう。まず、ウマゴヤシ、ミヤコグサが頭に浮かんでくる。何方もマメ科なので花のつくりが似ている。しかし、この2とも1か所に付く花の数が少ない。さらに調べていくと、コメツブツメクサとコメツブウマゴヤシが出てくる。コメツブツメクサはマメ科シャジクソウ属、コメツブウマゴヤシはマメ科ウマゴヤシ属と属が違うが、花の外観はよく似ている。
どこが違うのか、調べて見ると、葉の毛の有無、花の形が微妙に違うらしいことが分かって来た。この小さい黄色い花はコメツブウマゴヤシになるようだ。
コメツブウマゴヤシ
コメツブウマゴヤシの花
ピンクのハナミズキ
白色のハナミズキ
太尾公園に入り、休憩をとった。緑の樹々の中を通り、川の流れと土手の草花を見て、からだと精神が随分癒された。多少汗が滲んだが、皆さんの顔にはどことなく満足感が伺える。
サンゴジュ
撮影:4月20日
記 平成28年4月22日(金)