カラマツの新葉・イヌコリヤナギ
4月23日(土)
カタクリ見ながら斜面を下りて来ると、新芽が出始めた大きな樹があった。何の樹だろう。幹を見ると、スギのようである。しかし、葉はスギとは違っている。細く短い葉が塊になってついている。葉の裏には2本の白線模様が見える。落葉樹で葉が細長い樹木を調べていくと、カラマツに辿りついた。
カラマツ
カタクリの山を下り切ったところに小さなサクラが咲いていた。花の直径が2㎝程である。小花柄、萼筒に開出した長めの毛がある。このサクラはマメザクラになるのでは、と思い調べ始めると、マメザクラの小花柄には毛があるが、萼筒には毛が無いという。この花の萼筒には明らかに毛がある。すると、マメザクラではなくなる。いろいろな条件から考えると、花が小さいがソメイヨシノになるのかも知れない。
タラの芽が見えた。幹には荒々しい棘がある。タラの芽はタラノキの新芽で、食用として利用されている。こんな刺々しい樹の新芽を食用として利用するようになったのはなぜだろうか。揚げ物と食べたが臭みのないいい食感だった。
タラの芽
タラの新葉
スギの樹が見えた。目新しい樹ではないが、花を見る機会は滅多にやってこない。見ると枝が手の届く高さにあったので、若しかしたら見られるのではと思い、探した。しかし、どれが花だか分からない。取りあえず、新芽らしいところの写真を撮り後で調べることにした。資料に当たると、これが雌花のような気がしてきた。
スギの雌花?
坂を下りながら土手を見ると、ネコヤナギに似た花が見つかった。ネコヤナギは水際にあり、花のつく枝は赤みがある。この花をネコヤナギと見るには違和感がある。そこで調べると、イヌコリヤナギが出てきた。特徴を調べると、「新枝は黄褐色で細く」と書かれている。黄色い大きな葯も似ている。
撮影:4月15日
記 平成28年4月18日(月)