公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

拠点防災訓練

98日(火)

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 9月に入って第1週の土曜日を迎えた。学校も始まり急速に秋の感じがしてきた。今日は拠点防災訓練が行われた。
 1500地震が起こったことを想定し、最初に町会単位で行動し、つづいて拠点での防災訓練に移った。
 15時を過ぎると、各町会単位で拠点地である小学校へ集まってきた。集まった人は受付で避難者カードをもらい、氏名、住所などの必要事項を記入した。昨年も同じ訓練を行っているが、まだ皆さんに浸透していないようだ。町会単位なのか、世帯単位なのか、個人単位なのかがよく理解されていなかった。1年経つとこれが普通の状態なのかも知れない。
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避難者カードの記入
 
 避難者カードの記入を終えた人は開会式の位置へ移動した。今年からは拠点防災訓練が小学校単位になったので、集合した人数は以前のおよそ半分になった。消防団の人もたくさん見えて、会場の端に整列している。
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開会式
 
 消防署の人、委員長の話があり今日の目的を理解し、班別に分かれ訓練に入った。

今日の訓練内容
 1.避難者カードの記入
 2.情報受伝訓練
 3.応急担架取扱訓練
 4.揺動対応訓練
 5.濃煙避難訓練
 6.防災備蓄倉庫内の機材の確認
 7.給食訓練

1.については既に記述したので、2以降について記述をする。

 2.情報受伝訓練
   応急電話機を設置し、情報を受け入れる方法である。応急電話がどこ
  に設置できるか確認した。設置の方法は、家庭の電話機の設置方法と同
  じであった。ただ、この電話は受け入れるだけで、こちらからはかけら
  れない仕組みとのことだった。
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応急電話機の設置
 
 3.応急担架取扱訓練
  これについては2つの方法の訓練をした。1つは、竿と毛布を使う方法
 だった。手順を記すと下記の手順だった。
  1.毛布を広げその中央に1本の竿を置く。
  2.毛布を折り、中央より先程の竿よりに2本目の竿を置く。
  3.毛布を折りたたみ、端を少し1本目の竿よりはみ出すようにする。
  この手順で、簡易の担架が出来上がる。
 これをどのように使うか。その使い方の訓練は下記のようだった。使用方
 法は市販の担架でも同じことになる。
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簡易担架づくり
 
 1.最低4人で行動するので、息を合わす必要がある。リーダーを決め、リー
  ダーが声をかけ、その合図で持ち上げたり、下ろしたりする。
 2.頭の方を担当する方が下にならないように上げ下げする。
 3.移動するときは、足の方の担当者が先頭になる。

 簡単なようだけど、担架で運ばれる人が負傷者である。それを考えると、注意点がいろいろあることが分かった。
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負傷者を運ぶ
 
 4.揺動対応訓練
  起震車に乗って関東大震災の揺れを体験した。震度7の揺れが1分半つづ
 いた。体験した人の話では2分以上に感じている。もし実際だったら3分か5
 分ぐらいに感じるのではないだろうか。東北大震災の揺れも初めての大き
 な揺れだったが、それをはるかに超えていた。
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関東大震災の揺れを体験

 5.濃煙避難訓練
  今日はガラス窓から光が入り、進む向きが見ていたので、少々楽な訓練
 だった。実際には真っ暗になり、進む向きが分からない。端の壁などを触
 りながら一酸化炭素を吸わないように屈んで避難することがコツだとい
 う。

 6. 防災備蓄倉庫内の機材の確認
  簡易トイレ、発光器、食糧を始めいろいろなものが入っている。倉庫内
 に入って、どこに何があるか確認した。また、その中の簡易トイレについ
 て実際に外に出し、組み立ててみた。簡易トイレは新式に替わり、取扱い
 に戸惑った。小さなビスで留めたりするところもあり、暗いところでは組
 み立てにくいよだ。また小さなビスなので、なくさない様にしなければな
 らない。
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防災備蓄倉庫

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簡易トイレの組立
 
 今回は、集まった町会数が少なくなったので、予定より大分早く訓練が終了した。いつもなら暗くなり、照明器具を使ってまで訓練を続けたが、今回は明るい内に終了することが出来た。
 今回も、行動は別だったが、前回に続き小学生、教職員のみなさんも参加した。小学校の訓練内容はほぼ同じだが、地域の人に遅れて始まった。今回は、小学校の動きと地域の人の動きに差が出たため、最後の給食訓練については学校関係者で行うことになった。


撮影:95日(土)


  記  平成2796日(日)