公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

これはコスズメガヤになるか

719日(日)
 
 コニシキソウをかき分けると、クルマバザクロソウが見えてきた。よく見ると花が咲いているようだ、しかし、この花も小さい。肉眼で見ても分からない。5枚の花弁に見えるものはがくだという。この花を最初に見た時、ヤエムグラに似ていると思った。しかし、よく見ていると、輪生する葉の枚数が少ないと感づいた
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クルマバザクロソウ
 
 人の足が踏みつける所にスズメノカタビラに似ている花が咲いていた。今頃ここに現れるのはコスズメガヤである。コスズメガヤには花序の付け根に毛がある。よく見たが、毛の存在が分からない。小穂や葉を見ると、スズメノカタビラとは明らかに違う。ニワホコリンも似ている。花序の枝、小穂の枝に腺点があるので、まずコスズメガヤになると思う。
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スズメガヤ:ニワホコリにも似る

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葉の付け根に毛がある:花序の付け根の毛か

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花序の枝、小穂の枝に腺点がある
 
 オヒシバも見ることが出来た。オヒシバは一般に他の草がなく、人の足が踏み入るところに見られる。草むらの縁に見えたので、広場の中にもありそうだと見た。やはりポツンとあった。
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草むらの縁にあるオヒシバ

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広場の中ほどにあるオヒシバ
 
 広場の中にアレチノギクが1本だけ咲いていた。背丈が50cmほどある。このアレチノギクも人の足が踏み入るところに見かける。似たものにヒメムカシヨモギがあるが、こちらは人の足の踏み入らないところにある。しかし、2つはよく似ている。
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アレチノギク

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アレチノギクの花
 

撮影:716
 


  記  平成27718日(土)