公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

弘前城植物園のサクラ 2

53日(日)
 
ソトオリヒメ
  一寸変わった名前で、何を意味しているのか摑み難かったので調べてみた。漢字で書くと衣通姫」になる。記紀にて伝承される女性(Wikipediaより)。女性の名前であることが分かった。 -
ピンクがかった八重のように見えるザクラで、がく筒の様子から見ると、ソメイヨシノ系に見える。

オオシマザクラソメイヨシノの交雑種といわれており・・・(ウィキペディア

やはりソメイヨシノ系であった。
イメージ 1
ソトオリヒメ
  
 「アメリカ」この名前を見て、「こういうのもあるのか」と思った。わずかにピンクがかりソメイヨシノに似ている。日本から渡ったものが再び帰ってきたもののように思える。

北米に送られたソメイヨシノの実生から生まれた品種で、ソメイヨシノに比べ花が大きい。ウィキペディアより)

 やはり日本から贈られたものの子孫であった。花の大きさについては比較させないと分からない。
イメージ 2
アメリ 

オオカンザクラ
 八重の花で、一見ソメイヨシノ系に見えたが、がく筒に毛が無いので、ヤマザクラ系になりそうだ、だが、がく筒が赤くなっているのが気になる。

寒緋桜(カンヒザクラ)と山桜(ヤマザクラ)、ないしは寒緋桜(カンヒザクラ)と早咲きの大島桜(オオシマザクラ)の雑種と考えられている

 がく筒の赤味はやはりカンヒザクラに由来していることが分かった。
イメージ 3
オオカンザクラ
 
 全体に赤味がかっている。特にがく筒の赤みが顕著になっている。おしべ、めしべがともに長い。この辺はシナノミザクラの特徴に似ている。特にめしべがおしべより上に出ているのが目立つ。

カンヒザクラとマメザクラを交配して作出…(ウィキペディア

 赤味がかっているところは、カンヒザクラの性質ということが分かる。しかし、めしべが極度に長い点は何から来ているのか分からない。がく筒にやや膨らみが見られる。これはエドヒガンの性質だが、エドヒガンに触れた資料は見つからない。
イメージ 4

 
撮影:423
 

  記  平成2752日(土)