公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オオヤマザクラを見る(弘前城)1

51日(金)
 
 弘前駅から弘前城へ行くバスに乗った。弘前城のサクラが満開ということもあり、バスは満員状態になっている。バスは走り始めると、直ぐ止まってしまった。交通渋滞で、信号が青になってもなかなか進めない。城の入り口前に来て、またバスは止まった。ここで降ろしてくれればと思うが、そうはいかない。バス停は右折したところにある。
 バスを降り、城へ向かった。入り口から見る堀とソメイヨシノが描く景色がきれいに映る。昨年は、この堀がサクラの花弁で埋め尽くされていた。まるで、ピンクに舗装された道路と錯覚するぐらいであった。今日は、花弁がほとんど落ちていないので、水面がきれいに見える。
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花弁がほとんど落ちていない水面

 堀を渡り、昨年見るチャンスがなかった植物園へ入った。広々としていて、外の人の混雑さが嘘のように静まりかえっている。ここならば人を気にせず写真を撮ることが出来る。ソメイヨシノシダレザクラを中心にいろいろな種類のサクラがある。
 ハウチワカエデを見た。大きな葉に混じり赤褐色のものが目に入る。花らしいことが分かる。カエデ類は花が小さく目立たないので、注意していないと、気が付いたときは花が終わっている。今日は、たまたま花を見ることが出来た。
 1つの花に見えたものはいくつかの花が集まり、ひと塊になってできている。1つの花がよく見えた。花の中に綿毛のようなものがある。その中心から1本のめしべが出ている。おしべを数えると8本ぐらいあるようだ。黄色い葯が見える。花びらの数は数えにくい。5枚ぐらいあるのだろうか。
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ハウチワカエデ

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花の中が見える
 
 オオヤマザクラがあった。オオシマザクラヤマザクラと名前が似ている。どこが違うのか知りたくなる。サクラを見分けるには、がく筒の毛の有無が1つの判断材料になっているが、この3つはともに毛が無い。この判断材料は使えない。オオシマザクラだけは、花が白色で、葉が緑色ということから他の2つとは区別がつく。問題は、オオヤマザクラヤマザクラの違いになる。オオヤマザクラは「オオ」とつくところに意味がありそうである。調べると、

によると、オオヤマザクラの花は大きく、赤味が強い。
 
とある。写真を見ると、赤味が強そうなところは分かりそうだ。
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オオヤマザクラの花:赤みがかる

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 植物園だけあり、たくさんの種類のサクラが集められている。11つじっくり見たいが、そうすることが出来ないのが残念だ。
 ツリバナがあった。ツリバナとマユミの違いが分かり難い。蕾があるので、写真を撮り、「マユミとの違いが分かるなぁ」と拡大して見た。マユミは花びらは4枚になる。見たところ4枚ではなさそうだ。ツリバナの幹を見ると、赤味を帯びている。ここはマユミとは明らかに違う。
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ツリバナ

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花びらは4枚ではないようだ

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ツリバナの幹
 


撮影:423



  記  平成27430日(木)