公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

散り行くサクラ

4月7日(火)
 
  4月6日(月)小中学校で入学式が行われた。前日が雨でしたので、天気が心配されたが、朝になるとからりと晴れ上がっていた。風もなくいい入学式日和になった。
 午前中小学校の方へ参加した。新1年生が6年生に手を引かれて入ってきた。6年生は先輩らしく、優しく手を引いてきた。引かれる1年生はあどけなさがいっぱい残っている。笑顔を浮かべ、手を引かれている。席に着くと足が届かないので、落ち着かない。足をぶらぶらさせたり、隣の人を小突いたりしている。子供を心配して近くに親が付き添う姿も見られた。長閑と言えばそれまでだが、一昔前の厳かな雰囲気は影をひそめてしまった。学習習慣を身に着けるのが大変な時代に入ったように感じられる。
 午後は中学校の入学式に参加した。さすが中学校の入学式である。6年経つと、「こうも違うのか」と人の成長の早さに驚く。きょろきょろする人、隣の人を小突く生徒は皆無である。ここには式へ向かう厳粛さが保たれている。校長先生の「努力するところに意義がある」との教えが耳に響いたようだ。
 新入生は、どの児童・生徒も新しい環境に入った意識がある。夢も希望も持っている。この初心をどのように育てるかで、児童・生徒の成長に大きな影響が出る。児童・生徒を育てる主体は家庭にある。学校は援助する場である。
 小学校の入学式後、神奈川通公園へ寄ってきた。昨日の45日は、せっかくの日曜日なのに雨が降っていた。小雨がぱらつき、梅雨の前触れのような感じがした。春の天気は落ち着かないというが、晴れたかと思うと、強風が吹き、雨が降る。この陽気で公園のサクラがどのようになったか見た。つい先日、サクラの会をした時は満開を迎え、少しの風にも花びらが散ることはなかったが、昨日は、雨に打たれ花びらが散っていた。地面には小雪が降ったようにサクラの花弁が広がっている。「サクラももう終わりかなぁ」と思える姿に変貌してしまった。花が少なくなったところに新葉が出てきたので、余計に花の存在が薄くなった。オオシマザクラは一層花が少なくなり、葉サクラと変わっている。本当に1週間かという僅かな間だった。「花の命は短くて・・・」という通りである。

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   3月29日                        4月6日

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3月29日                        4月6日

 今日は、サクラの樹の下は散った花弁が広がり、絨毯のようになり始めた。下が堅いコンクリートアスファルトでなく土であったらどんなに情緒のある趣になるか考えさせられた。
「自然の持つ美は尊い」と実感する。
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散った花弁
 
 
撮影:3月29日、4月6日
 


  記  平成2746日(月)