公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

お祭り準備 提灯の設置2

7月31日()
 
 作業の要領を説明し、作業に入った。神楽殿の縁の下から神輿倉庫へ移されていた用具箱が運び出され、境内に並べられた。また、縁の下からはテーブルが出され、女性部で用意された冷たいものが置かれた。
 今年は、例年と配線方法が違うので、電線の長さとフックの位置を事前に決めておく必要がある。どの電線をどこへ取り付けるか検討した。作業は、電線1本ずつ進めて行く。
 電球の取り付けが始まった。しゃがみながらの作業になる。境内いっぱいに電球が広がった。切れた電球がないか確認する。すべての電球が点灯したことを確認してから提灯付けになる。この作業もしゃがみながらの作業になる。提灯の数が多いので総手になる。
 
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境内いっぱいに広げられた電球
 
 提灯付けが終わると、電線への取り付けになる。地面と空間での測定には違いが出るので、フックの位置が適切でなかったらやり直しになる。
 最初の電線は神楽殿の正面から中央の木へ持っていく。ここは事前の準備が間に合わなかったため、梯子上での作業になった。梁から吊下げた針金に、フックをつけそこに電線をかけたあと、滑車で引き上げる。
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楽殿正面の提灯
 
 次からは、樹から樹への配線になる。それぞれの樹に準備を終えていた紐に電線を結び付け、引き上げる。1本、1本の電線はかなりの重みがある。電線を支える人、紐を引く人、紐を固定する人と、たった1本の電線を設置するのに多くの人の手が必要になる。軍手をした手で紐を引くので、滑りやすい。そうかといって、素手では引くことは危険である。しっかり固定できたと思っても、見直すと緩んでいる。数回やり直しても満足な出来栄えにはならない。
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樹へ電線を取り付ける
 
 最初は風があり、作業がやりやすいと思ったが、作業を続けると、風は感じなくなって、汗がだくだく出て来る。1本の電線を張り終え、休憩をとった。冷たいものを飲み、ほっとする。時計を見ると、12時を過ぎていた。時刻が分かると、急にお腹がすいてきた。間もなくすると、注文しておいたお蕎麦が届いた。お蕎麦の後の冷たい麦茶が気持ちよく喉を通った。
 
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休憩風景 
 
 休息していると、境内がいやに明るい気がした。上空を見ると、クスノキの葉が少なく、空が見える。葉を見ると、垂れ下がり、疲れているようだ。毎日強い日に照らされて、人と同じように疲労が出ているようだ。空は澄みきっている。安堵感が出て、眠気がさしてくる。
 電線の張り方を変えたこともあり、午後まで作業が伸びた。午後の作業場所では車が止めてあり、余計な手間がかかった。最後の樹への固定も何とか済ませ、一応不十分ながら境内の提灯が設置できた。ここで一段落した。「今日の作業は終了」と錯覚を覚えたのも確かだ。休憩をとり、水分を補給した。
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境内の提灯 
 
 掲示板の提灯設置が残されていた。ここは梯子を使わなければできない。不安定ながらも最後の気力で吊り下げることができた。
みんなの顔にやれやれという表情が浮かんだ。電源を入れ、最後の点検になる。すべての提灯が点灯すれば、提灯の設置が終わる。電源を入れてみた。パットすべての電球が点灯した。みんなの表情に安堵感が現れた。
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掲示板の提灯
 
 最後は片づけになる。用具類はすべて神楽殿へ運びこむことができるので、短時間で後片付けは終えた。作業終了間際、ドリンクの差し入れがあり、疲れがこぼれて落ちた。
 
撮影:7月27日 
 
 
  記  平成26年7月31日()