公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この葉はヘクソカズラの葉?

1月3日(金)
 
 暮にタブノキの珍しい冬芽を見た。今まで見てきたタブノキの冬芽は枝先に1つであって、複数ついているものは見かけていなかった。ところが、複数あるものがあった。こういうものもあるのかと思い、いろいろ調べてみたが、タブノキの冬芽が複数ある資料は見つからなかった。他の樹木を見れば、複数あっても別に不思議でもないが。初めて目にしたので、強く印象に残った。
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複数の冬芽をつけたタブノキ               冬芽が1つのタブノキ
 
 ニワトコの新芽が吹き始めている。ニワトコについて調べてみたら、エゾニワトコがあった。ひょっとしたらと思い、詳細を読んでいくと、写真に撮ったのはエゾニワトコの気がしてきた。エゾニワトコの果実は鮮やかな赤色になり、ふつうのニワトコはくすんでいるという。また、エゾノニワトコの葉の方がひとまわり大きく、鋸歯も鋭いという。
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ニワトコの冬芽                      ニワトコの葉
 
 この丸い葉は何だろうか。この辺にはヘクソカズラがあったので、そのように思ったが、ヘクソカズラの葉としてこのような形のイメージはない。つるを辿っていくと、いつもの葉に出会った。すると、この葉はヘクソカズラになる。しかし、まだ納得できない。オニドコロの葉にも似ているが、オニドコロの葉は中央がへこんでおり、ハート型に近い。しばらく様子を見ておこう。
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 階段を上り帰り始めると、刈られた所に草が芽生えてきていた。その中に紫色のものが光った。最初は紙切れかと思ったが、念のためよく見ると、カラスノエンドウの花だった。例年暮には1度見ていたのだが、、昨年はまだ見ていなかった。「やはり野生の草花は生きる力が強いなぁ」と思った。
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  記  平成25年1月3日(金)