公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アレチマツヨウグサ が繁殖している

8月2日(金)
 
  神奈川公園からの帰り道、久しぶりに滝の川公園に寄った。ここの公園には、ヒマラスギやケヤキなどの大きな樹木があり、公園としての景観が保たれている。その中でも、北側のムクノキに注目している。この樹の花を撮影して見ようと、何度もやって来た。果実が熟すときはヒヨドリの姿も見た。
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 ムクノキの脇に小さな草原がある。草原と言っても人の手が入らず、ほったらかしになった空き地のことである。この空き地にアレチマツヨウグサがあった。周りを見ると、随分ある。夜に見たらさぞかし絶景ではないかと思われる。自宅近くの公園ではこの花がめっきり少なくなってしまった。このマツヨイグサを見て、近くの雑草に関心がいった。
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アレチマツヨウグサ 
 
 コスズメガヤが咲いている。これとカゼクサ違いについて悩んだことを思い出す。カゼクサは大きな株になるが、コスズメガヤはそれほど大きくはならない。調べて見ようと思って探していると、意外と見つからないもので、何気なく見ると珍しいものが見つかる。もう一度観察し直したいと思っている。
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 ヒメムカシヨモギの背が伸びている。もともとあらゆるところに発芽してくるが、梅雨ごろから急激に背丈が伸びてきて、目立つようになった。花壇ではこういう姿を見ると、気の毒だが抜かれてしまう。抜きにくいように見えるが、ヒメムカシヨモギは案外軽く抜ける。抜かれることを予期してか、繁殖力も旺盛である。
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ヒメムカシヨモギ
 
 アレチマツヨウグサが咲き始めていたと思ったら、直ぐそばにアレチマツヨウグサのロゼットが見つかった。もう来年の準備が出来ている。命をつなぐ知恵に驚かせられる。
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アレチマツヨウグサのロゼット
 
 イノコズチも大分大きくなってきている。「そろそろ花が」と思い観察したが、未だその気配はなかった。この果実はズボンなどによくつく。つくだけでなく、なかなか取れない。繁殖するために備えた手段と言われるが、どのような過程を通してこのような方法を会得したのだろうか。
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イノコズチ 
 
 
  記  平成25年8月1日(水)