あぐりパーク嵯峨山苑へつづく林道
3月16日(土)
河津桜を通して富士山を見る
この広場の中には子ども館があり、毎年つり雛の催しが行われている。手作りのきれいな沢山のお雛様が飾られている。例年見ているので、今年はここを見ずに奥のほうの河津桜を充分に観賞することにした。
奥の道に入ると沿道に河津桜が植えられている。こちらの方は少し高いところに位置しているせいか、開花が遅くなっている。メインの下の河津桜には葉が出始めていたが、ここのには、まだ葉が現れていない。花びらを見ても幾分新鮮で、みずみずしさが感じられる。昨年、ここにはメジロがずいぶんいたが 今日はその姿がない。下のほうでヒヨドリが沢山いたので、メジロは警戒してここに現れていないのかもしれない。ちょっとさびしいが、河津桜の美しさでカバーしよう。
河津桜の下を遊覧鉄道が通る
河津桜の並木
ここの奥に自然館がある。広い空間ではないが、当地の自然をよく紹介している。時間をかけ拝見すると、大変ためになり、当地の自然への理解が深まる。また、この自然館の裏のくぼ地には樹木園があり、分かりやすく樹名札がつけられている。大きな葉をつけたタラヨウがあった。まだ低木なので、葉をよく見ることができた。裏に字を書くと黒く字が浮き出るという。「この葉がハガキの原点であった」ということで興味深い。ハクモクレンの大きな樹もあった。上の方に大きくなった花芽がついている。木肌に斑点の模様があるヤマボウシにも名前がつけられていた。ヤブニッケイを見て、葉のつき方が確かに枝に平均的についていることを確認できた。広い範囲ではないが、樹木を知るのには大変いい環境である。よく言えば、「立ち入り禁止区域の中の方へも観察路が続いていれば」と感じた。
樹木園の目録
自然館の前にある春めきザクラ
ここからヒノキの林の道を上って行った。ここの奥には「あぐりパーク嵯峨山苑」がある。菜の花とサクラがきれいだというので訪れることにした。
新芽が数珠のように吊り下がっている。これは「キブシ」独特の風景である。春先このような印象深い姿を見せてくれる。崖を見ると、うす青いタチツボスメレが花をつけている。
ヒノキの林の道
キブシ
平成25年3月16日(土)