公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シダレハナモモ、ハナズオウの冬芽に色が付き始めた

313日(火)
 23年前から衰え始めているシダレハナモモを見た。公園へ行くたび見ているが、今年も冬芽の付きが非常に悪くなってきている。恐らく根のはたらきが急激に弱ってきているのではと推定しているが、根本的な原因を見出さなければいけない。冬芽の付きが悪いけど、頂芽付近の冬芽の幾つかは開き始めて、白色の花弁が見え始めている。後数日で開花を迎えると思うが、昨年より花数が少ないことが明白である。
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 シダレハナモモの冬芽

 隣のヒメリンゴはシダレハナモモとそれほど離れた距離にないのだが、此方は勢いがある。冬芽も先端が開き、緑色の新葉が出始めてきた。昨年も花が沢山咲き、赤い可愛い果実も沢山実った。シダレハナモモは剪定に弱いが、ヒメリンゴは剪定に強いように見えて仕方がない。
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 ヒメリンゴの冬芽

 固い土の花壇の中にも緑が目立ち、季節の移り変わりが分かるようになってきた。移植したロウバイの様子を見ると、冬芽の先に緑色が見えてきた。根付きが確実になり、このまま育てば葉が見られることが予測できる。速く沢山の葉を付け、来年は花を見たいと思っている。
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ロウバイの冬芽
 
 稜の見られるトウカエデの冬芽は一寸見ると、コナラの冬芽によく似ている。堅く閉じていた冬芽も、幾つか見て行くと、先の芽鱗が開き始めてきたように見えるものが現れてきている。地道に見ていきたい。
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 トウカエデの冬芽

 ハナズオウの冬芽に動きが出て来た。つい先日までは、冬芽に赤みがなかったが、今日は丸く赤いものが見える。先日までのマツボックリの小さな形の面影がなくなり、別物に見えてきた。この赤みを帯びたものは蕾で、この中に花が入っていることは明らかである。昨年は413日に開花を見ている。後一月あるが、この様子だと、多少早まるように思える。
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 場所をムクゲの位置へ移動した。ムクゲは次々と沢山の花を咲かせ、花期が長い。花が大きいので、公園を明るくし、見事な光景をつくる。ただ、毎日新しい花が出現すると同時に、たくさんの花が落ちてくる。この後始末が大変である。花が大きい割に冬芽は小さい。よく見続けていないと、どこに冬芽が出来ているのか分からない。冬芽は葉痕の上に見える。ここに来て薄い緑色が付き始めてきた。写真が鮮明でないので、ここの冬芽の姿は分からないが、冬芽が動き出したことは分かる。
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 ムクゲの冬芽

 イチョウの冬芽を見たが、この冬芽の変化はよく捉えられない。32日の写真と比べて見たが、どう見てもまだほとんど変わっていないようだ。過去の記録を見直したが、イチョウの冬芽について余り記録していないことが分かった。今年は記録を残さなければと思っている。
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 イチョウの冬芽

撮影:310

  記  平成30311日(日)