公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

横浜市長選挙

731日(月)

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投票所

 昨日の夕方から雨が降り出し、久しぶりの本降りとなった。その影響を受け、今朝は未だ小雨がぱらついていた。外に出ると、雨が気になるが、暑くないので、気持ちがいい。
 今日は、横浜市長選挙が行われる。何時もより暑苦しさがないので、投票率は上がるのではないかと思われる。630分近く選挙会場へ行くと、既に、選挙事務を行う関係者の多くが集まっていた。会場の設定は昨日済ませてあったので、今日は直ぐに選挙事務に入れる態勢が整えられている。区役所の人が4人、管理者と立会人が3人、パソコン関係を含めた従事者が6人と合計13人で1会場を担当することになっている。投票開始が7時なので、その前に、皆さんで打ち合わせをし、最終確認をした。区役所の人は、机や展示物の配置等に大変な神経を配っていることが伝わってきた。
 7時近く、入り口に立つと、既に最初に投票をする人が会場へ来ていた。「ピッ、ピッ、ピッ、何秒前です」と携帯ラジをが時報を告げている。7時なったところで、管理者が「これから横浜市長選挙を行います」と、会場の外へ告げる。その合図と同時に、投票者が入場してくる。最初の投票者は、事務主任、管理者、立会人などとともに投票箱が空になっていることを確認することになっている。確認後、投票箱は施錠される。この作業を終えてから、最初の投票用紙が入れられる。ここまでが、投票をするまでのセレモニーのようになっている。
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管理者の宣言

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 投票箱の確認
 
最初の人の投票が終えると、担当者はそれぞれ担当の席へ着く。投票へ訪れた人は、役所から配布された書類を従事者へ提出し、パソコンで本人確認を受ける。本人確認が終わると、次のステップへ進み、確認済書類を投票用紙と交換してもらう。その後は、記載台で候補者を記入し、投票箱へ投函する。2番目からの人は、前の人に続き、同じステップを踏んで行くことになる。 
 最初人が投票した後は、少し間隔があくが、各担当者は事務の準備に落ち度がないか気になる。役所の人は、会場の整備、投票用紙の確認、パソコンの動きの確認等と忙しく動いている。無事に選挙事務が進み始めると、皆さんの表情に安堵感と緊張感が交錯し出した。30分があっと言う間に過ぎ去った。現在の投票者数が23名と伝えられた。「予想より悪いなぁ」と感じた。一昨年の参議院選では730分の時点で、67人の投票者数があった。
  
 投票者の動きを見ていると、色々な人がいることが分かる。

・投票へ来る人を一人一人見ていると、同じ町内にいながら、日頃見かけな
 い人と顔を合わすことがある。こういう機会は親近感をつくるきっかけに
 もなっている。
・家族連れで来る人もいる。お子さんを連れた人の多くは、投票用紙をお子
 さんに投函させている。お子さんがきちんと投函するのを見届ける人がい
 れば、中にはお子さんを置き去りにし、一足先に出口へ進む人もいる。
・赤ん坊を片手に抱き、投票をする人も見かける。
・戸惑った人が出ると、役所の人は直ぐに対応していた。低姿勢で、丁寧に
 対応する姿に好感を感じる。電話がかかてくる。これにも時間をかけ、対
 応している。内容には、個人的な身勝手さの内容もあるそうだ。
 
 今日は、大きなトラブルがなく、無難に選挙事務が進んだと思われる。8時、市長選挙終了の宣言がされた。総動員で後片付けが始まった。記載台、テーブル、椅子がたたまれ、運ばれていく。役所の人は、書類の整理をし、パソコン等の事務用具を確認し収納する。短時間で行うので、大変な神経を使っている。事務主任、管理者、立会人は投票箱や書類、事務用具などを集計会場へ運ぶことになっている。残った人で会場の後片付けが続けられた。
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書類等の整理に慌ただしい役所の人

 最初と最後の出足が悪く、お昼前後に投票者のピークがあることは前回と変わることがない。
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報道の在り方
 午後9時過ぎ自宅へ帰ると、既に、出口調査を基に選挙結果が報道されていた。いま、各集計所では集計事務が行われている最中である。結果は、揺るがないことかもしれないが、作業をしている人の労苦を無視した「いいとこどりの報道」の在り方には疑問を感じる。「結果を早く知りたい」これは多くのの人の心理である。しかし早く知って、何かメリットがあるのだろうか。「過程よりも結果だけ分かればいい」このような風潮が選挙嫌いを引き起こしている一因になっているのではないだろうか。

撮影:7月30日
  記  平成29年7月31日(月)