三渓園ウォーキング 「こんなに大きなモチノキがあった」
6月9日(金)
展望台の脇に大きな樹があった。葉を見るとスダジイのような形をしている。しかし、裏が褐色でないので、スダジイではない。濃い緑色をしているので、タブノキでもない。モチノキなのだろうか。それにしても、モチノキはこんなに大きくなるのだろうか。資料によると「海岸に近い山地の常緑樹林内に生える。ふつう高さ6~10m、まれに30mになる」と書かれている。「成程、こんなにも大きくなるのか」と思った。果実はないだろうかと、葉の中を探した。高い樹なので、探すといってもカメラの望遠の中である。見つかった。緑色の球形をしている。モチノキに間違いない。
モチノキ
モチノキの果実
再び、松風閣の跡へやって来た。来るときは奥を注意して見なかったが、今見ると大きな樹が見える。幹を見ると、樹皮が剥げそうになっている。この姿を見てムクノキと分かった。古い歴史があるだけに、樹木もそれだけ大きくなっている。
ムクノキ
三重塔
ここから下りになる。細い道を下り始めると、右の藪に緑色の果実をつけた樹が目に入ってきた。果実は緑色で、枝は赤みを帯びている。葉は意外と細い。「何の樹だろうか」と一瞬戸惑った。「ダブノキではないだろうか」と思い付いた。よく目にするタブノキはこのような日陰でなく、明るいところだったので、迷うことになった。
ダブノキ
下へ下りると、臥竜梅と表示されたウメの樹ガあった。樹形が竜の様に見える所から、このような名前が付けられたことだろうと想像できる。根元を見ると、竜の根元が深くえぐれているのが分かる。こうなると竜はそうは長くもたないと思える。この姿がこの先、何年見られるだろうか危惧される。
臥竜梅
庭園を飾るカエデ
撮影:6月6日
記 平成28年6月6日(月)