荒木橋から滝の橋へ
国道16号線を渡り出田町へ向かうと入江川がある。
そこに荒木橋が架かっている。
「荒木橋」
昭和31年7月竣工
入江川には釣り船などの小舟が何艘か浮いている。
入江川は川といっても運河である。
ここには小さな漁船や釣り船が沢山置かれていた。
今でも釣り船は見られるが、昔と比べるとずっと少なくなっている。
海は埋め立てられ、都会化の波に消されていく運命を辿っている。
橋を渡ると、左側に大きな集合住宅がある。
最近出来たもので、ここに1つの大きな町会が誕生した。
右には、横浜税関瑞穂分庁舎や郵便横浜支所がある。
出田町へ進むと踏切がある。
ここは新橋、桜木町間が結ばれた 日本最初の鉄道ということです
今は本数も少なく、たまに貨物が通っています。
昔の面影はありません。
でも、ここに人を乗せた電車を走らせる計画があるとい噂も聞きます。
港の方へ進むと倉庫が建ち並んでいる。
こんなにあったのかと思えるくらい増えている。
入り口には小さな波止場食堂があった。
港の岸壁から船やベイブリッジの写真を撮影しようと思って行ったのが、
岸壁へ通じる道がどこも塞がっていた。
どこかに入れるところがあるだろうと探したが、市の港安局の許可がなければ入れない状況になっていた。仕方なく諦めることにした。
道路には長距離トラックが待機している。
出田町埠頭といえば、自由に出入りが出来き、つりを楽しんだり、花火を鑑賞することも出来た。
ここからはベイブリッジがよく見える。
近くの人にとっては憩いの場所でもあった。
港はみんなのものでなかったのだろうか。
市の港安局の管理のもとで、工場群に占拠されてしまっている。
現実は市民感覚からずれてきている。
一部でも市民に開放することを期待したい。
裏通り
荒木橋から国道16号線沿いに裏通りを東神奈川方面へ進むと
神明町の千若会館がる。
さらに足を進めると、モータボートのレンタル店がある。
川に何艘ものモータボートを浮かべ、岸辺にも待機させており、風情がある。
今では知っている人は少なくなったと思う。ノースピア(瑞穂埠頭)で壊れた戦車をはじめ車両等が陸揚げされた。それを積んだ重量車両がここを渡って行った。この橋は何とか耐えることが出来たが、当初は未知だった。アメリカのベトナム政策に反対する人が集まり大騒動をした場所である。
「村雨橋」
昭和31年3月竣工
「ちどりばし」
昭和31年3月竣工
この先は倉庫群となっています。
倉庫群を越えると 「瑞穂橋」がある。これから先は一般の人は入れない。
瑞穂橋
竣工 不明
ノースピア(瑞穂埠頭)の入り口に
外国人相手に営業していそうな飲み屋さんがありました。小さなお店ですが、外側から見て、如何にも外国風な雰囲気がします。
この先はノースピア(瑞穂埠頭)といい、
一昔前は横浜港の中で一番大きな埠頭だった。
戦後、米軍に接収されたままになっている。何時返還されるか、見通しはない。
ノースピア側から ノースピア
「瑞穂大橋」
平成10年竣工
みなと未来地区の開発にとともない、ここから中央市場へ通じる橋はつい最近架けられた。
「瑞穂大橋」といい、みなとみらいへと通じている。ここの橋本町には高層マンションが何棟も建設され、
新しい住民が増え、港側にスーパーマーケットも出来た。
橋本町からはみなと未来へ通じる橋が架けられている。
この橋から見る「ベイブリッジ」は大変きれいだ
みなと未来方面 みなと未来方面
「ベイブリッジ」
高層マンションの横を16号線方向へ進んでいく。
左にすーぱ「サンクス」があり、右には大きな「三井倉庫」がある。
めずらしく電気機関車が走っていました。偶然撮影することが出来ました。
普段は、撮影しようと思ってもよく時間を調べて行かなくては撮影できない写真だと思います。
今日は、本当に偶然です。貴重な写真になりました。
踏切の脇に 廃線になった引き込み線があります 。
引き込み線の向かい側には、貨物線の東高島駅入り口があります。
運河沿いに進むと、珍しい名前の橋がありました。
「龍宮橋」こういう名前の橋があるんですね。近くに住んでいながら気が付きませんでした。「浦島太郎」の伝説にもとづいていているのでしょうね 。
「龍宮橋」
大正12年7月竣工
「龍宮橋」を渡ると、国道16号線の近くに「星野橋」がある。入江川はこの橋の少し先で終わり、横浜港へ通じているっている。
星野橋
平成16年5月竣工
裏通りに入ってみました。「神奈川 宿そば」 というそば屋さんがありました。ここに神奈川宿あったことを伝えているようです。
その近くにお宮らしきものもありました。何も書いていないので何を祀ってるのか分かりません。
ここで入江川は終わっています。
ここから先は横浜港へと続いています。
入江川を後にして、国道16号線へ戻り、横浜方向へ進みました。
少し先に、歴史上有名な「滝の橋」がある。
この付近に神奈川本陣があったといわれている。
神奈川宿を調べてみるといろいろなことが分かってきます。
帰りに裏道へは行ってみました。
下町の光景が分かります。