ウォーキング「セキレイの道からセンター南駅へ」
11月6日(火)
再び薄暗いセキレイの道へ入り、進むと、左側に小さな沼がある。夏ごろはガマの穂などがあり、生命活動を感じたが、冬を迎える今は、枯れた草木で埋められ、荒廃した光景に変わっていた。この畔にイヌシデの樹があり、黄葉を始めていた。イヌシデがすっかり黄葉すると、イチョウやカツラと同じ綺麗な黄葉の光景を作り出す。
イヌシデの黄葉
再び丸い葉をした樹が現れた。葉を見ると、先程のものと同じである。冬芽も同じになるだろうかと探すと、葉腋に見つかった。ただ、先程は黄緑色だったが、こちらは濃赤褐色をしている。近くの公園などで見かけるトサミズキの冬芽を見ると、花芽は黄緑色から赤褐色で、球形に近く、葉芽は赤褐色で楕円形をしている。この写真の冬芽はトサミズキの葉芽になりそうに思えて来た。ただ、トサミズキに似ているものにヒュウガミズキあるので、更に検討が必要である。
2676
トサミズキ?
トサミズキ?の冬芽
センター南駅が近づき、住宅が並び始め、道が入り組んできたが、道幅が広く、街中の狭苦しさがない。道端の連なる樹木は黄葉をしている。樹木の葉はケヤキに似ているが、一回り小さく、樹皮が皮をむくように剥げかかっている。これはアキニレの樹が示す特徴である。
アキニレ
アキニレの葉
アキニレの街路樹を暫く楽しんでいると、広い道へ出た。1戸建ての住宅が多くなり、セキレイの道とは雰囲気が変わってきた。緑は少なくなってきたが、電柱がないので、道路の幅が広く、余裕を感じさせる。レンガの色で、歩道と車道を区分している光景は、「洋風で、ちょっとしゃれているな」と思った。
アキニレの街路樹を楽しむ一行
レンガの色で、歩道と車道を区分している道路
街路樹がアキニレからケヤキへと変わって来た。ケヤキの梢を見ると、先ほどのアキニレほど紅葉が進んでいない。ケヤキは道路の中央に植えられており、広い道と1戸建住宅が織りなす風景は新興住宅の美しさを現している。静かで、落ち着いた環境を思わせる。一行はこの静かな住宅街を進んで行った。
新興住宅街を進む一行
撮影11月3日
記 平成30年11月4日(日)