公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウォーキング1「セキレイの道」

115日(月)
 
 113日(土)、今日は明るく、いい天気になって来たので、公園の作業でもしようと思ったが、午後ウォーキングがあることに気が付いて、公園の作業はやめた。昼食後、いよいよ出かけようとすると、今度は青空が消えて来た。それでも雨にはならないだろうと、1枚厚着をして集合場所へ向かった。集合場所へ着くと、既に多くの人が来ていた。
 JRを新横浜駅で乗り換え、地下鉄で、仲町台駅へ向かった。仲町台駅へ着くと、少し明るさが戻り、暖かくなってきた。ここからセキレイの道へ向かった。ここは、新興の町で、普段の生活場所とどことなく違っている。建物や店は同じものだが、町の中に電柱がないので、空間の広さを感じる。電柱がないと、これほど環境が違うのかと思うほどである。電柱が如何に風景を害し、人の精神に影響を及ぼしているかが分かる。5分ばかりすると、サクラの紅葉が見え始め、セキレイノ道へ出た。
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仲町台駅での集合

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セキレイノ道へ向かう
 
 セキレイの道へ入ると、環境ががらりと変わり、林道を歩く感覚になった。いや、ここはセキレイノ道といい、林道そのものである。樹があると、空気が違ってくる。地下鉄に乗っているときは、空気の清浄が十分でないせいか息苦しさを感じていたが、この道を歩いていると、息苦しさは消え、清々しさが感じられてきた。樹木が新鮮な環境を作り出していることが分かる。
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セキレイの道を進む一向
 
 セキレイの道は薄暗いが、緑があり、いろいろな樹が現れてくるので、気持ちがいい。しばらく進むと、左側に、丸い葉をした樹が現れて来た。この樹は何の樹だろうと、前から考えているが、まだ花を見ていないでよく分からない。下記の資料ではトサミズキではないかと見て来たが、今迄、これほど大きなトサミズキの樹は見ていない。
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トサミズキ?

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トサミズキ?の冬芽
 
 この樹を過ぎると、橋があり、下を車が走っている。この橋から下を見た時、一行から「わぁ、綺麗だ・・・」と歓声が沸いてきた。道路の左側にはハナミズキの並木があり、丁度赤く染まっていた。この綺麗な紅葉がみんなの目に入って来たのが、歓声の源であった。更に、追い打ちをかけるように、橋を渡ったところに真っ赤な果実をふんだんに付けたハナミズキの樹があった。再び歓声が沸き、皆さんの足が止まった。
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 ハナミズキに歓声を上げた余韻を残し、進んで行くと、前方に広場が見えてきた。この広場の手前に、「この樹、何の樹ですか」と書かれた表示があり、皆さん「これは何だろう」とクイズに答えようとしていた。何のことはなく、1枚の板をめくると「シャリンバイ」との答えが書いてあった。シャリンバイは近くの公園などにあり、葉が車輪状に広がり、ウメに似た花を咲かせることからこの名がつけられたという。
参照:牧野新日本植物図鑑
 広場の草は綺麗に刈られており、縁は沢山の樹木で覆われていt。その緑の中に紅葉を始めたケヤキの樹が一際目立っている。
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広場

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ケヤキの紅葉

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ケヤキの紅葉

 広場の脇にはトイレがあったので、ここで一行はトイレ休憩をとった。今迄薄暗いセキレイノ道だったが、ここを出ても、あまり明るくならなかった。何故かと、上空を見ると、雲が出てきていた。黒い雨雲の塊も見えてきた。
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 トイレ休憩

撮影:113

  記  平成30113日(土)