公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウォーキング「満開のサクラ見学」

331日(土)

 今日は朝から初夏の陽気で、少し動くと汗ばんできた。午後はウォーキングが予定にあり、サクラの素晴らしい光景を期待している。
 1240東神奈川駅へ集合し、出発した。鶴ヶ峰のバスセンターへ着くと、皆さん日陰を求めて動いた。ここのバス停にはベンチが沢山あり、休むのには都合がよかった。
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 鶴ヶ峰のバスセンター

 皆さんが休んでいる間に、この周りの樹木を見た。最初に目に付いたのはサンシュユの幹である。花は既に散り、花柄だけが残され、それが棒状の花に見えた。サンシュユと知らなかったら、珍しい花と思ったかもしれない。四季の森でこの樹皮がガサガサしていて剥がれそうだったことが強く印象に残っていた。この樹を見た時、その印象がそのまま映ってきた。この一角にどんな樹木があるか見ると、ヤマボウシ、カクレミノ、シラカシケヤキなどが見られた。
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 ここからバスに乗り、上白根公園まで行き、尾根緑道へ入った。緑道へ入ると、直ぐにサクラのトンネルに入った。満開のサクラ道とあって、平日でも行き交う人が絶えなかった。
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サクラのトンネル

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満開のザクラ

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サクラ道を行く一行

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 サクラ道を行く一行

 今宿東公園へ着いた。入口にシャクナゲが咲いており、一行を迎えてくれた。シャクナゲツツジツツジ属の花である。よく花を見ると、ツツジの花に似ている。枝の先に幾つかの花が纏まって咲いており、大きな花が咲いているように見える。
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 入り口い咲いていたシャクナゲ

 今宿東公園で休憩をとった。この中はシラカシが多く、いずれも大きな樹になっていた。下の方では遊具があり、小さな子供たちが楽しそうに遊んでいる。一行は見事なサクラを堪能したこともあり、その余韻が残っていた。
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今宿東公園

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 休憩をとる一行

 再び満開のサクラ道へ出た。途中右側の脇にムラサキハナナが見えた。ダイコンバナと呼んでいるが、沢山咲いていると綺麗な光景である。春爛漫という感じがする。
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 ムラサキハナナ

 大きなサクラの樹が見えてきた。満開で綺麗である。サクラの樹の前が小さな広場になっていたので、ここで記念撮影をし、休憩をとった。
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大きなサクラの樹

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 休息をする一行

 ピンクと白色の2色の花が咲いたハナモモの樹があった。「珍しいなぁ」と思い確認した。確かに幹は1本しかない。見れば見るほど不思議さが出て来た。
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 2色の花を付けたハナモモ

 尾根緑道を外れると、大きなサクラの樹はなくなった。途中、石碑があった。「武州鶴ヶ峰駕籠塚碑文」と刻されていた。北条時政の策謀で死を決した畠山重忠公一族134士の霊を弔うというような内容が書かれていた。
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武州鶴ヶ峰駕籠塚碑文を見る一行

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 武州鶴ヶ峰駕籠塚碑文

 帷子川へ出た。この川の両岸にもサクラが咲いている。河岸に黄色い花が見えた。ヤマブキだはないかと、拡大して見ると、やはりヤマブキだった。「ヤマブキも咲いたか」と思った。直ぐ傍に、シャガも見えた。益々、春から初夏の感じがしてきた。人は季節の移り変わりに魯鈍だが、草木は的確にとらえている。
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ヤマブキ

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 シャガ

 最後に鶴ヶ峰公園へ来た。ここで休憩をとり、記念写真を撮った。まだ暑く、皆さん汗ばんでいる。目には、今まで見て来た満開のザクラの光景がちらついている。風がなく、素晴らしいサクラの光景であった。一人で見るよりも多くの人と一緒に見ると、同じ光景でも強く印象に残される。
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 鶴ヶ峰公園

撮影:329
 
  記  平成30330日(金)